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概要編集

見てわかる通り、『ロード・オブ・ザ・リング』のパロディ。


単行本43、44巻収録。アニメは2006年に放送された。


原作でのメンバーはしんのすけと風間くん以外はオリジナルキャラだったが、アニメ版ではカスカベ防衛隊とみさえになっている。

また原作では時折ギャグを挟みつつも、基本的にはシリアス路線であり、特にラストでは風間くんが寿命を迎えて亡くなる(ギャグ的な死亡ではなく、本当に死亡する)など、クレヨンしんちゃんの番外編でも特に重い物語だったが、アニメ版では終始ギャグ展開で物語が進行する。


ストーリー編集

ある日、チョビット族のしんのすけは魔獣デスバードの魂が宿ったイカを釣りあげ、何も知らずにイカリングを作る。すると、白い魔法使いクチカーラ・デ・マカッセによりイカリングにデスバードの魂が宿っていることを告げられる。

これを始末するにはぼやきの口に持っていくしかないため地上部族連合に声をかけるも皆第一発見者だからという理由でチョビット族に押し付けてしまう。するとそこにデスバードを狙うドッグマンが会場を襲撃する。何とか撃退した後風間はこのイカリングを処分することが自分が生きているうちにやるべきことだと理解。ぼやきの口があるケイ谷の洞窟を目指し一行は旅立つ。


登場人物編集

  • カザマ

今作ではチョビット族という短命な種族で、実質的な主人公。

ちょびっとした生きられないという自分の運命に悲観し、生きがいを探していたがある日使用人のしんのすけがデスバードの魂が宿ったイカを釣ってきたことからこのイカリングを処分することが自身のやるべきことだと誓い、仲間とともに旅立つ。

旅を終えた後は寿命を迎えアノヨー国の迎えの牛車に乗りアノヨー国に旅立っていった。


  • しんのすけ

今作のしんちゃん。代々カザマ家の使用人を勤めており、第一発見者ということで旅に同行させられる。旅を終えた後はアノヨー国に旅立っていく風間くんを涙ながらに見送った。


  • クチカーラ・デ・マカッセ

白い魔法使い。但しかつら。カザマからはインチキ臭いと思われたが、言ってる事は的確。

カザマ一行のリーダー格となる。

旅を終えた後は新宿村で占いの店を開き大いに稼いだ。

アニメではみさえが演者で、白魔導士ミサリンとなっている。


  • 下妻アンナ

カザマ一行では紅一点で、マッポ族との争いで壊滅したボウソウ族の生き残り。気が強くぼやきの口に向かう役割を押し付けた地上種族の者たちを一喝している。他の仲間とは喧嘩する事があったが基本は仲間想いでもある。暴走族らしく、常にバイクに乗り赤い革ジャンを着ている。

散り散りになった仲間に勇気を示し皆で走る為にカザマ一行の旅に付き合った。氣志團のファン。

旅を終えた後は二代目総長になり仲間とつるんで大いに走った。

アニメでは同行するのを拒否している。


  • 竹田くん

タケノコ族。タケノコ頭にマントを羽織ったブリーフ姿。デスバードを狙う者たちに村を滅ぼされた事からその恨みを晴らすべくカザマ一行の旅に参加した。

戦闘ではB-29戦闘機を撃墜する程の硬度を持つ超合金製の竹槍や竹串を用いる。

旅を終えた後は再び平和になった村で仲間と大いに踊った。


  • リストラーダ

マドギワ族。冴えないサラリーマン風の風貌をした中年男性。一度でいいから意義のある仕事がしたいという、ある種カザマに似た願望を抱いてカザマ一行の旅に参加した。

他のメンバーのように特段優れた能力を持つわけでは無いが、非常に打たれ強くてしぶとく、また汗の蒸気は煎餅を即座に湿気らせる。

旅を終えた後はやり遂げた事で自信をつけて会社「リストラー社」を設立し、マドギワ族を沢山雇って大いに喜ばれた。


  • ネネ

アニメ版に登場したウサギ族の少女。演者はネネちゃん。(メイン画像参照)

呪いをかけられたカザマを救った後地上部族連合が誰もデスバードの処分に行きたがらない為自分たちで行くと宣言する。


  • ボーちゃん

元々はカスカベ族だったが、山に洗濯に行って以来行方不明になっていたが、実際はフリル族の一員になって暮らしていた。

原作ではしんのすけやカザマ同様チョビット族の一員だったが、特に目立った活躍はしていない。


  • エンチョー

アニメ版に登場したフリル族の男性。演者は園長先生。宿を経営している。


  • モモッタ・ローサン

デスバードを狙う悪の科学者。デスバードの肉体を保有しており、魂を求めて非道に走っていた。戦いには剣を用いる。名前の由来は『桃太郎』から。

最終戦では自らも戦闘に参加、バズーカでしんのすけを吹き飛ばし、カザマを追い詰めるが、目覚めたしんのすけがうんこ型の石を持って割り込む形で攻撃を阻まれ、その石を自分の足に落とされてしまうがそのはずみでイカリングをデスバードに食べさせる事には成功。しかし肉体を乗せていた乗り物をしんのすけに弄られ、そのままデスバード毎ぼやきの口に飲まれて死亡した。

アニメではひろしが演者で、魔法使いグレートヒロシとなっている。


  • シャレポワ

モモッタ・ローサンの愛人。「ポワ」が口癖の女性。戦闘手段はテニス。名前の由来は『マリア・シャラポワ』から。

クチカーラ・デ・マッカセと対峙し追い込んだがボールを打ち返され腹に命中し倒れた。


  • ドッグマン

犬の顔をした人造人間。好物はキビダンゴ剤。

地上部族連合ビルを襲撃するが、オニワサビを食べさせられた隙をつかれ竹田くんの竹槍で貫かれ消滅した。

アニメではマサオくんが演者で、人造犬人間ワンワンとなっている。元々はカスカベ族だったが、3年前に行方不明になっており、グレートヒロシに人造犬人間にされていた。

原作ではボーちゃん同様チョビット族の一員だったが、特に目立った活躍はしていない。


  • 猿の怪物(正式名称不明)

恐らく『モンキーマン』と思われる。

第二の刺客として送り込まれる。擬態能力を有し、知能も戦闘能力も高い。

当初は普通の猿に擬態し道案内をし、カザマからの信頼を得た後、夜間に一行の食料を盗み食いし、しんのすけとあんなを仲間割れさせた後に正体を表す。

最終的に盗み食いした食料が腐っていた為食中毒で下痢を起こし、身体が溶解した。


  • キジーマン

戦闘用改造生物。雄のキジを大きくした姿をしている。何故『フェザントマン』でないのかは不明。

ケーンケーンと鳴いて三人の「ケン」を召喚する事が出来る。

但し自身の戦闘能力は皆無で、あんな、竹田くん、リストラーダに召喚した三人を倒された後は呆気なくキジ鍋にされた。

竹田くんと対決した。網走番外地シリーズの頃の戦闘力を持ち竹田くんを圧倒するが、竹田くんに騙されて鉄道員時代に変身させられ、年を取って動きが鈍いことを突かれて倒される。

あんなと対決した。身体を解けさせる程の歌声が特徴だが、あんなが解けるくらい好きなのは氣志團だったため、渾身のパンチを喰らい倒される。

リストラーダと対決した。埼玉県名物の草加せんべいを投げて攻撃するが、リストラーダの放つ湿気でせんべいがふにゃふにゃになり、最後は体当たりで敗れる。


地上種族編集

  • チョビット族

しんのすけや風間くんが所属する種族。大体が7~8年、長くて10年程度しか生きられない短命な種族。5歳になったら結婚する決まりがある。

彼等の食料である、トイメーリロカはほんのちょびっとしかなく、少しの温度変化で腐るデリケートな食べ物で、しんのすけは対策として電気冷蔵庫で保管していたが電気は無かったので当然意味はなかった(そしてそれを食べた全員がその後腹痛を起こしてしまった)。

アニメでは子供しかいない種族、カスカベ族となっている。


  • ボウソウ族

アンナが所属する種族。対立しているマッポ族との抗争の末、総長を失い解散させられたが、旅を終えたアンナが二代目総長となり復活した。


  • タケノコ族

竹田が所属する種族。筍のような頭をした種族。躍りが好き。デスバードを狙う者たちに村を滅ぼされたが、竹田が旅を終えた後戻ってきた仲間たちとともに平和に暮らしている。


  • マドギワ族

リストラーダが所属する種族。たいして取り柄がなくろくな仕事がない種族。それでも生き残り続けていた為打たれ強くしぶとい。旅を終えた後リストラーダが会社「リストラー社」を設立し、マドギワ族を沢山雇用した。

アニメ版では仕事の愚痴ばかり言っていた。


  • プライドケーワン族

腕っぷしが強いため最初に候補に挙げられたが、普段から格闘技トーナメントばかりしているためケガ人続出らしくすぐに候補から外された。


  • 転勤族

アニメ版のみ登場。夫が帰ってないからと動向を拒否している。


  • フリル族

アニメ版のみ登場。男でもフリルの服を着用している。


用語集編集

  • デスバード

かつて地上を恐怖に陥れた魔獣。全地上種族たちが数十年かけて協力して倒したが、たとえ肉体は死んでも魂が残っていれば復活できるため魂はたん壺に封印され海の底に沈められていたが地震により壺が壊れたことで抜け出した魂がイカに宿ったためそれをモモッタ・ローサンが付け狙うが、最後はしんのすけのミスでイカリングを食べたことで復活するが肉体を乗せていた乗り物をしんのすけがいじったことで魂やモモッタ・ローサン共々ぼやきの口に落とされた。


  • イカリング

しんのすけが釣り上げたイカで作られた。普通のイカリングフライではあるがデスバードの魂が宿ってしまっており、常人が食べると強大すぎる暗黒パワーに細胞が耐えられず死んでしまう。その後もデスバードの魂は生き続けるためそれを完全に処分するために一行はケイ谷にあるぼやきの口を目指すことになる。


  • オニワサビ

ワサビの30倍の刺激がある実。普通のワサビと違って実を用いる。擦らなくとも劇的に辛い。


  • ぼやきの口

イカリングの処分先に選ばれた地。その名の通りいつも文句をぼやいている。風が吹くと『ガチョーン』という音がするケイ谷の洞窟にある。

世の中の汚物をなんでも処分するとされ、チョビット族の長老も清掃業者が扱わないゴミはそこへ捨てるよう言っている。

アニメではイカリングを常温で何日も持ち歩いていたせいで腐っており、それを放り込んだ結果下痢を起こし大噴火してしまった。


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