概要
三重県四日市市の富田駅(近鉄富田駅)から同県いなべ市の西藤原駅を結ぶ路線。
但し、旅客では近鉄富田駅から西藤原駅を結ぶ路線となっている。
かつては富田駅から利用者が多かったが、関西本線より格段に利用者が多い近鉄名古屋線の利便性を高めるために三岐朝明駅(→三岐朝明信号場)から分岐する近鉄連絡線を建設し、旅客列車は近鉄富田駅発着に統一された。
JR富田駅からは貨物列車のみ運用されている。
起点の富田駅は同社の北勢線より南にあるが、終点の西藤原駅は北勢線より北に位置する。
そのため、西藤原駅は県内最北端の駅となっている。
主な駅一覧
旅客線
貨物線(JR連絡線)
車両
2024年7月現在は西武鉄道の中古車両で統一されている。なお2023年度末および2024年12月にJR東海から211系5000番台3両編成12本(うち部品取り2本)を購入し、在籍する元西武車全てを置き換えるとしている。ただし形式・導入時期等は2024年7月現在未定である。
- 801系・851系
元西武701系。801系は3両編成3本、851系は3両編成1本が在籍。801系は4両編成から、851系は6両編成から改造された。営業運転を行っている701系最後の生き残りである。
なお851系は脱線事故で被災・損傷したクハ1851が廃車となっており、代替として部品取り用に購入していた新101系のクハ1238を整備の上、組み込んでいる。
- 101系
元西武401系。2両3編成が在籍。
- 751系
元西武新101系。235・283編成を組み替えて3両編成としている。なお組み換えの片割れは伊豆箱根鉄道向けに改造され、譲渡されている。