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航海し、その船の実態目的がわからない、不審

北朝鮮の不審船

知名度の高い不審船は北朝鮮の工作船で、様々な対日工作や日本人拉致事件などに関わっている疑いが濃厚とされている。

北朝鮮の工作船の場合、見た目は他国の漁船に偽装しているものの、通信設備を充実させて本国と連絡が取れるようになっていたり、巡視船をより早く発見できるようになっていたり、上陸用船艇を搭載できたり、強力なエンジンが載せられているといった違いがある。

元工作員の安明進『北朝鮮拉致工作員』によると、日本侵入は容易であったため最も成績の悪い工作員の担当だったという。

1999年に能登半島沖で発見された北朝鮮の不審船の場合は海上保安庁巡視船では対応しきれず、海上自衛隊航空自衛隊が出動する事態となっている。さらにこの不審船はロシア当局からの停船命令をも無視して逃走を続けた挙げ句北朝鮮に戻ったが、ロシア当局の当時の担当者曰わく領海侵犯があれば即座に撃沈するつもりだったという。

2001年に日本の巡視船との銃撃戦の末に自沈した船内にはRPG-7対戦車ロケットやAKS-74自動小銃、ZPU-2対空機関砲、9K310イグラ-1 携帯型対空ミサイルなどの軍用レベルの武装を隠し持っていたことも分かっている。この船はかつてはお台場の船の科学館、現在は横浜の海上防災基地に保存されており、無料で見学可能。搭載されていた武装や上陸艇の他、自沈の際に使われた自爆スイッチなども展示されている。

なお、どこぞのぶっ飛んだ模型メーカーが自衛隊のミサイル艇「おおたか」「しらたか」のオマケとしてそのものズバリ「不審船」を付属させたことがある。そう言えばこのメーカー、「はやぶさ」「うみたか」では領海侵犯船をオマケにしたりいせ」のボックスアートにF-35AV-8を載せて架空設定と言って付属させたり、「ひゅうが」ではどっかで見たような船を沈めてみたり離島防衛作戦と銘打ってMV-22を付属させたり、「あたご」に至っては「某国弾道ロケット」と称してミサイルを付属させると、色々とやらかしていたような。

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