概要
てんとう虫コミックス39巻及び、藤子・F・不二雄大全集14巻に収録「『乗りものぐつでドライブ」に登場。
足を入れると、様々な乗りものに変形して移動することができる。ただし潜水する時は使用者を保護することもなく、水中にそのまま沈んでいってしまう。
ちなみにアニメ化された際のカラーリングは、大山版が水色、水田版が赤色になっている。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版は1987年12月18日に、水田版は2015年11月6日にそれぞれ放送している。
1987年版
- サブタイトルが「のりものぐつ」に変更
- 冒頭ではのび太達は空地にいて、スネ夫もここにやってきている。ちなみにドライブに連れて行って欲しいというのはジャイアンが言い出している。
- のび太は部屋で漫画を読んでいるドラえもんにドライブに行きたいとせがんでいて、ドラえもんは肩てで迫るのび太を受け止めていたが、やがて机との間で押しつぶされ、それに耐えかねてこの靴を出した。
- 最初のび太はこの靴を乗りこなせずに転んでばかりで、ドラえもんがお手本をみせている。またのび太はドラえもんに「22世紀では幼稚園児でも楽に乗れる」と言われて怒っていたり、調子に乗ってスピードを出したところ、自転車でそばの出前をしていた男性と衝突してしまっていた。
- この靴で空を飛んだ際、最初のび太は上手くバランスが取れず、上下がさかさまになってしまっていた。またこの後、渋滞に引っかかったスネ夫たちから、持っていたポテトチップスやジュースをかっさらっていて、のび太が食べている。
- ヘリコプターのモードにした際も、のび太はバランスが取れず回転してしまっている。またこの後高井山に到着した後には、雪合戦をしたり競走したりする下りも追加されている。
- ジャイアンとスネ夫のみがこの靴を見つけたため、しずかは止めに入ってはいない。また湖で溺れた際は安全装置のおかげで2人はすぐ水面まで上がって来ることができ、ドラえもんは助ける道具を出そうとしている。
2015年版
- サブタイトルが「山へ!空へ!乗りものぐつ」に変更。
- 冒頭でのび太達がいたのは、スネ夫の家の前だった。
- ジェット機のモードにした際のび太は、1987年版と同じく際者はバランスをうまく取れず苦労していた。
- 放送時期が秋だったため、ドラえもん達が見た高井山の景色は紅葉になっている。
- 湖で溺れたジャイアンとスネ夫を、ドラえもんはマジックハンドで助けていて、この後皆の分の靴も出して皆で山登りを始めている。
- 登山の途中でしずかのブローチが取れ、それをドラえもんが追いかけて行ったところ、先に猿に拾われてしまい、更にそれを追いかけて行ったところ、今度は熊に襲われたので戦車のモードにして空胞で追い払っている。それでも次はカラスに取って行かれてしまい、更に大岩の隙間に落ちてしまったので、皆でブルドーザーのモードを使って取り出し、しずかに返した後はジェット機のモードで帰路に着いたが、車のメンテナンスをしていたスネ吉は置いてけぼりになってしまった。