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「助けて 助けて 助けて!」

CV:れいみ


概要編集

6期鬼太郎の登場人物で、作中初の妖怪に殺害されるシーンが描かれた人間である。


第5話『電気妖怪の災厄』は彼女の死亡シーンから始まる。

薄暗い部屋の中で一人脅えていた所、突如部屋が青白く光り、玄関から黒焦げになった彼女が「た…す…け…て…」と言いながら倒れ込んでくるというガチホラー描写で、多くの視聴者を戦慄させた。


そこから場面は数日前に移りねずみ男の借金を取り立てに来た暴力団の雨山という男が、偶然呼び出してしまった電気妖怪かみなりをそそのかし、ねずみ男と共謀して巨大な収益を上げていたことが描かれる。

その最中、市議会に裏金をばらまいていた事実が暴かれ、雑誌に載ってしまう。

取材担当として表記されていた名前は「五十嵐ゆり子」であった。

雨山はねずみ男に状況を報告するが、太鼓持ちに追われるねずみ男は対応を丸投げした。


日も暮れた頃、出版社から出て夜道を歩いていたゆり子は、後をつけられているのを察して警察に連絡するが、何故かスマホが使用不能になってしまう。

勇敢にもスタンガンを構えて立ち向かうが、電気妖怪に通じるはずもなく…

ゲゲゲの記憶補正09

翌日の『ビビビ新聞』には「死因は感電!?一人暮らしの女性、雷に打たれたような火傷」という見出しの記事が載っており、雨山は悪びれる様子もなく「問題解決」と言ってのけた。

しかし、ねずみ男は「何勝手なことしてくれてんだ!」と激しく非難。

人間の犠牲者が出たことで鬼太郎が解決に乗り出す可能性を危惧してかみなりにも警告するが、増長したかみなりは効く耳を持たず鬼太郎と対峙。

自らが発展に貢献した町を破壊しながらの激闘となり、警察が機動隊を組織して鎮圧に乗り出すがあっさりと壊滅。

「これよりわしは恐怖で人間の尊敬を集める」と称して町の壊滅を宣言するが、最終的には鬼太郎に倒された。


その後、廃墟同然となった自社ビル内で札束をバッグに詰め込んでいた雨山だったが、警察により「脱税および発電施設崩壊の件」で事情聴取を受けることになる。


放送後の反響編集

今期の鬼太郎はホラー要素が強めであったとはいえ、初めて明確な人間の死亡シーンが描かれたことは、それなりにショッキングではあった。


かみなりは自らを敬わない人間に不満を抱き、人命を軽視する傾向があったとはいえ、明確に敵対の意思を見せたのは終盤であり、雨山がどうやってかみなりに人間の殺害を促したのか、犯した罪がどこまで裁かれるのか不明瞭である。


冒頭のシーンだけでは生死不明とも受け取れるため、生前の比較的美人な姿からヒロインポジションを期待して、CM明けに表示された死亡確定の新聞記事で肩透かしを食らった視聴者もいたようだ。

彼女の死を契機に無害だったかみなりが危険な存在という認識に変わるため、見ようによっては「かみなりを悪役にするために美女を犠牲にした」という風にも受け取られ、その不憫さに同情の声が集まった。


余談編集

第76話『ぬらりひょんの野望』にも五十嵐(CV:中根徹)という中年男性が登場するが、ゆり子との関係性については不明。


関連タグ編集

電気妖怪かみなり ゲゲゲの鬼太郎 ジャーナリスト 6期鬼太郎 感電死

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