概要
正確な出生年や本名は不明。他の呼び名として五龍、五龍姫、五龍の方、五もじなどとも呼ばれていた。
前述通り出生はわかっていないが、毛利隆元の妹で吉川元春の姉であったといわれる。
一応元就にとっては次女であるが、姉が人質の後、殺害されてしまっている。そのせいもあってか両親から大変溺愛されて育てられたと言われている。
安芸国国人である宍戸隆家のところへ和解の為に、嫁ぐこととなった。その際、宍戸氏の居城である五龍城に移り住んだことが名前の由来となった。
性格は勝気なものだと伝わっており、特に弟・元春の妻である新庄局との仲は険悪であったとされている。
その後、天正2年死去。死因は卒中であったとされる。
創作物における五龍局
基本マイナーな人物であり、かつ女性ということもあり、あまり正確な情報は伝わっていないことから、後世の創作物には滅多に登場することはない。
ただ、前述通りの勝ち気な性格を表すエピソードが伝わっており、そこをよりクローズアップされて勝気を通り越して、豪腕を発揮する烈女扱いされることが多い。
周りが父・元就をはじめとした大物揃いなので、そこから推測もとい妄想を膨らまされた結果とも言える。
毛利元就 (大河ドラマ)では
演:高橋由美子/伊藤明日香(幼少時代)
この作品では『可愛(えの)』という名前。かなり気の強い性格。長年の敵宍戸家懐柔のため、宍戸隆家に嫁ぐ。政略結婚だが、夫宍戸隆家を深く愛し、夫婦仲は相思相愛。元就も三人の息子同様に娘も同列に扱っていた。
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五龍姫…表記揺れ