佐伯泰英
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さえきやすひで
佐伯泰英とは、日本の小説家、写真家である。
当初は家業を継ぐつもりだったが断念し芸術家に転身、1971年より1974年までスペインに滞在。
スペインや南米など、スペイン語圏を舞台にした冒険小説や国際謀略小説を中心に良質のミステリー小説を数多く執筆するが、日本人になじみの薄い土地を舞台にしたせいか思うように売れず、ヒットに恵まれないまま1998年頃には仕事の依頼が激減。
作家として生き残りを図るべく、時代小説への転身を決断する。
1999年、初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』(文庫化の際に『悲愁の剣』に改題)を角川春樹事務所より発表。同作は、発売1週間で重版がかかるヒットとなる。
以後、『密命』シリーズをはじめ、数々の人気シリーズをかかえ、「月刊佐伯」の異名をとるほどのハイペース(ほぼ20日で文庫1冊分を書きおろしているという)で作品を発表する人気時代小説作家となる。
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