光明寺一郎
こうみょうじいちろう
光明寺博士の今は亡き息子でキカイダーことジローのモデルになった人物。光明寺一郎と言うのは漫画版の名前であり、特撮版では光明寺太郎と言う名前になっている。
各媒体ではそれぞれ設定が異なっている。
漫画版
光明寺伝の長男でミツコとマサルが生まれてくる前に前妻との間に生まれた子供。
かつては自然破壊警備隊の一員だったが環境破壊を行う悪徳企業を糾弾しようとした矢先に事故と見せかけられて殺されてしまう。そのショックで母親も病死し、その辛い事件をきっかけに光明寺は絶対に死なない自然警備隊隊員としてロボットの研究に没頭するようになっていった。
特撮版
光明寺太郎は環境警備隊のチーフでミツコとマサルの兄だったが山火事から村を救う為に死亡した。
しかしその山火事自体がプロフェッサー・ギル率いるダークによる悪事であり、光明寺は息子の仇と結託していた事に気づき、キカイダーを作り上げた。
第15話ではキンイロコウモリが彼に擬態してミツコとマサルを騙した。
キカイダー02
こちらではミツコとは同じ両親で環境破壊などを糾弾するジャーナリストと言う設定。ジャーナリストとしてだけでなく国際的な環境保護団体にも所属していたが十数年前に事故で死亡してしまう。
実は彼が所属していた団体は反核・地球環境の保護を非暴力で抗議する団体と表向きでは言われているが実態は環境保護の為ならば手段も選ばぬエコテロリスト集団で彼はコードネームKと呼ばれる第一級テロ工作要員として国際指名手配されており、とある工場を襲撃した際に警備兵との戦いで死亡したのが死の真相であった(ちなみにその団体は既に消滅していたが実はそれはSHADOWの仮の姿の一つであったようだ)。
だがギルにより彼の脳髄だけは生きており、そして光明寺はそれを収めるためのボディとしてハカイダーを作り上げた。
『スーパーヒーロー作戦ダイダルの野望』ではキカイダー01ことイチローがイナズマンこと渡五郎を見た時にジローと誤認している。五郎自身も光明寺と会っており、彼は亡くなった息子に似ていると言われた。これはジローと五郎の役が同じ伴大介であるからと言うネタである。