入江機関
いりえきかん
「ひぐらしのなく頃に」に登場する架空の組織。
雛見沢症候群の軍事的利用方法を模索するため、《A.B.C.理事会》によって設置された極秘研究機関。表向きはただの小さな診療所だが、地下に大規模な研究施設がある(漫画版では防衛庁と厚生省を動かして作った、陸上自衛隊の研究所とされている)。
鬼隠しにあった(失踪した)といわれていた北条悟史はこの地下に(治療・研究のため)秘密裏に拘束されている。
スポンサーである《A.B.C.プロジェクト》に関わる政治家たちは、この研究が軍事利用できるか、またはこの研究によって作られる新薬で儲けられるかという打算的な興味しか持っておらず、雛見沢症候群そのものに対しては懐疑的な目でしか見ていない。
また、機関職員である入江・鷹野・富竹らは、彼らに雇われたに過ぎず、軍事利用等に関しては反対、もしくは無頓着である。
主な職員
- 所長:入江京介(二佐)
形式上の所長。主任研究員。
研究面で鷹野のサポートを行っている。正式な軍人ではない(自衛隊における医官とされる)。
治療薬の早期開発と症候群撲滅を掲げ、鷹野とは(考え方などの違いから)度々衝突するが、彼女が抱える苦悩にも気付いてはいる。
- 副所長:鷹野三四(三佐)
実質的な権力は彼女にあるが、スポンサーであるA.B.C.理事会の意向により、所長は形式上、入江が就任させられている。正式な軍人ではない(入江同様自衛隊における医官と考えられる)。
入江機関の監視のため《東京》の《番犬》より派遣。《番犬》部隊の一員。雛見沢に常駐しているわけではなく、定期的に訪れて監査を行なっている。
機関の暴走等、有事の際には《番犬》の出動要請を出し、これを鎮圧する・させる任務にある。
鷹野三四の指揮下にある入江機関の実働部隊の隊長。普段は興宮で小此木造園を騙っている。入江機関要人の警護と、証拠隠滅などを主な目的としている。
- その他研究員・スタッフ・山狗一般隊員