八尺さま
はっしゃくさま
東方Projectに登場する都市伝説の一つで、その都市伝説に語られるキャラクター。
モデルは実際の都市伝説である「八尺様」であり、「八尺さま」のストーリーや容姿などもまた「八尺様」なぞって造形されている様子である。
「八尺様」の伝承や容姿などは「八尺様」記事を参照。
「八尺さま」は『東方深秘録』作中で人知れず広まっていた都市伝説の一つとして登場、オカルトボールを巡る一連の動向に参戦した雲居一輪がこれをオカルトとして使用した。
一輪は前作『東方心綺楼』で披露したモーションやスペルカードなどを本作でも多用しており、攻撃は雲山との連動が主である。一方で本作独自にして都市伝説と深く結びついたラストワードである「*265センチの魔人現る!*」では「八尺さま」本人が登場、その攻撃モーションに参加している。
一輪自身は使用するオカルトとして選んだ八尺さまに自信を持っているようで、ストーリー中では物部布都が選んだ「お菊さん」(元は番町皿屋敷。江戸時代に怪談として流行)を古臭いと笑ったり(「 ふっるー! 」)、少名針妙丸の「リトルグリーンマン」(緑色の小人)の小ささを八尺さまの大きさと比較して八尺さまの優位性を見出したりもしている。
『深秘録』以後も都市伝説異変が引き続いたことで怪異の具現である八尺さまもまた、さらなる作品に登場している。例えばPS4版『深秘録』では、本作で追加されたキャラクターである鈴仙・優曇華院・イナバが、自身の関わったオカルトでる「くねくね」を念頭に、一輪に「 貴方も見たら狂う系のオカルトね 」とし、「 安直かもしれないけど最近の流行なのかもね 」ともしている。
『東方憑依華』でも先述の『深秘録』同様に<*265センチの魔人現る!*>のラストワードに八尺さまの姿がある。
本編作中以外の場面では、『深秘録』のサウンドトラック作品である「深秘的楽曲集 宇佐見菫子と秘密の部室」において、原作者ZUNが本作に「八尺さま」を導入したことについて語っている。
二次創作においても描かれる際には一輪や雲山とともに行動する様子が描かれることが多く、特に八尺さまの長身が、雲山の見越し入道としての経歴(何処までも巨大化できる)や今日の「形や大きさを自在に変える事が出来る程度の能力」にも関連するなど、「八尺様」でも語られるその長身性が造形の要素の一つとなる事もある。
また一輪や雲山以外のキャラクターとの関連として描かれる事も多いのが同じく『深秘録』で都市伝説のキャラクターとして登場した先述のお菊さんであり、背負った都市伝説や歴史や時間は異なれども、再び幻想郷で目覚めた都市伝説同士として交流が描かれる事もある。
コンビの他女性同士としての百合カップリングの一つとして見出される事もあり、pixivのタグとしては「菊八」等の形で二人のカップリングを描いた作品が結ばれている。
なお、pixivでは「八尺様」のタグが東方Projectに登場した「八尺さま」を繋ぐタグとして用いられることも多く、一般的な都市伝説としての「八尺様」及び東方Project以外の創作における「八尺様」とタグの用法を共有している。
一方で東方Projectに登場するキャラクターは「八尺さま」でもあるため、こちらのタグを使用する事も選択肢の一つとして併存されている。
また東方Projectに関連した創作においても必ずしも『深秘録』に登場した「八尺さま」ではなく一般的な都市伝説の「八尺様」をモチーフとして織り込んだ作品には「八尺様」がより適切であるなどそれぞれに合った運用方法は個々のケースごとに異なる。
pixivにおいて本記事の意図する個別のキャラクターである「八尺さま」含め、広く東方Projectと「八尺様」が関連した作品を求める際は本タグ名称である「八尺さま」をはじめ「八尺様」と「東方」などの語を併用した検索ワードを用いることも有用である。
- 「八尺さま」の他のpixiv検索ワード例:「 八尺様 東方 」
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