北本(クレヨンしんちゃん)
きたもと
CV:鈴木れい子
本名は北本れい子(担当声優と名前が同じ)とネット上では広まっている。
アニメでは隣のおばさんとしてクレジットされ、アニメ本編でも名字の北本が呼ばれることも無く表札が出てくるシーンで解る程度。
野原一家の隣に住んでおり、度々野原家を訪れてはみさえと立ち話をする。長いと日が落ちるまで続くことも。
野原家を何かと気にかけ、野原家からも子供達やシロの預け先になるなど基本的は善良なのだが、鳩ヶ谷夫妻ほどではないものの少々厚かましい面を見せたり、「歩くワイドショー」の異名を持つ程の噂好きで、野原夫妻が誤解されかねないような言動を見せている時に、野原家を訪れ、それを目撃してしまっては、面白可笑しくご近所に話しまくるせいで、結果的に野原家が笑い者にされてしまう一因になる事も珍しくない。
そんなわけで時に野原家にとってトラブルメーカーになってしまう時もあるも、一家に対する親愛の情は本物であり、家庭訪問に来た園長先生を凶悪な借金取りと誤解した時や、売間久里代がセールスに来た時などには、(いずれも誤解であったとはいえ)しんのすけやみさえを助けようと警察に通報するなど、野原家だけでなく近所の平和を守っている面もある。
野原家が彼らの不注意で爆発して吹き飛んでしまった際には一家をしばらく居候させてくれたり、新居探しに口を出すだけ出して引越しを手伝おうとしてなかった鳩ヶ谷夫妻を強制的に引越し作業に駆り出したりなど時として野原家を助けることもある。
姉がアメリカ人と、妹がフランス人とそれぞれ結婚しており、甥のロベルト・マクガイヤー(CV:堀之紀)や姪のエマが居るため英語・フランス語が話せるトリリンガル。地味にハイスペックと言えるため、2人は過去を聞きたがった事もあるが話したがらないらしい。
エマは英語を話せないため、ロベルトとエマが会話する時の通訳も担当する。
夫は健在だが、妻である彼女とは逆に近所付き合いは希薄で野原一家も顔を覚えていない、またテレビアニメでは既に嫁いだ娘が居るが原作漫画では子供が居るかは不明。
この先ネタバレ注意
新クレヨンしんちゃん「隣のおばさんはスパイ?だゾ」のエピソードで35年前にスパイをしていたという衝撃の過去が描かれ、ポラリスというコードネームで活躍していた。
長い時間をかけた潜入作戦で得た情報を必死で持ち帰ろうとするポラリスは取り返そうとする敵組織から逃げる最中に、助けてくれたコートの男性の名前を訪ねようとすると催涙ガスをかけられて動きを封じられ情報を奪われ逃げられてしまうが(そして読者視点ではポラリスと敵対する同業のスパイであろうコードネーム・サザンクロスの後ろ姿と右手が現れる)、悔しいという感情より心も奪われ(惚れた)た気持ちが上回った自覚をしながら意識を失う…という夢から北本は覚め「あー、変な夢見ちゃったよ」と言い、北本が昼寝をしている付近でスパイの話をしていたロベルトとエマの発言の影響を受けた夢の中の出来事と思わせるも、同じく近くで新聞を読んでいた北本の夫の右手にサザンクロスと同じ十字のアザが有り、北本は本当に過去にスパイだった可能性を示唆して終わるのである。