CV:木村良平
概要
高校1年生。りんねと桜の通う高校に転校生として登場した。悪霊を祓う「祓い屋」の息子で、お祓いアイテムを常時携えている。
親の仕事の都合で小学校の時から全国規模での転校を繰り返し、霊が見えるという変わった体質からなかなか友達ができなかった。ある小学校で桜と知り合い、互いに霊が見えるという共通点をきっかけに、はじめて親しくなった彼女のことを好きになる。その後すぐに転校することとなったが、高校になって桜との再会を果たすのだった。当の彼女にはすっかり忘れられていたのだが…。
小学校時代の桜の写真(ものすごい心霊写真。盗撮っぽい)を持ち歩いており、長いこと彼女との思い出を心の支えにしていた様子。転入早々、クラスへの挨拶代わりに桜へ交際を申し込み、現状は友達。なお進展の見込みはない。
主役二人があんな感じなので、翼の登場までるーみっくわーるどに欠かせない主人公を巻き込んだラブコメ要素が、物語には出てこなかった。主人公のりんねにとっては、桜をめぐる恋敵となる翼が登場することにより、明確に桜を意識し始める――という重要な役回りを果たしたのだ。悪く言ってしまえば当て馬だが。
りんねは商売敵兼恋敵と認識しており、桜と良い雰囲気を作ろうとしては故意にも偶然にも毎度邪魔をされて歯痒く思っている。そこを魔狭人に付け込まれりんねの嫌がらせに不本意にも協力してしまったこともあった。
霊と見れば悪霊でなくとも見境なく投げつける聖灰であちこちを灰まみれにしており、当初はかなり強引かつ一辺倒な手段で霊を祓っていた。りんねが霊に寄り添い未練を解消することで成仏へと導く姿に思うところがあったのか、以降は相手によって手を変えるなどの柔軟さを見せるようになる。
本来なら聖剣や結界術といった多様な攻撃手段を持ち合わせるはずだが取り敢えず聖灰を投げつけるといったバトルスタイルを頑なに変えず、十文字に取り憑いた狐の方が上手く立ち回ることができるという残念な実力。さらに聖灰はあくまで低級な霊に有効であるため悪魔である魔狭人や強力な悪霊には効果がなく、りんねには数段劣ると明言されてしまっている。