りんさく
りんさく
「真宮桜は…天使のように優しい」
「人間みたいだけどね、優しい死神なんだよ」
二人は同じ高校のクラスメートで、隣席同士。
5月11日の教室内で、二人は運命の出会いを果たすことになる。
以来、死神みたいな少年・りんねと幽霊が見える少女・桜が、協力してさまよう霊を救いながら、互いに信頼関係を結び、かけがえのない存在になっていく。
初期~後期
りんねは最初こそ桜を意識しておらず、恋愛にもまったく興味を示さないという、まさにクールで一匹狼を絵に描いたようなキャラだった。
しかし、話が進むにつれて桜の優しさ・頼もしさに触れてからは、彼女に想いを寄せる十文字と張り合ったり、他の男性キャラたちによるアプローチを見て動揺したりと、桜に惹かれている明確な描写が増えてくるようになった。
また、桜のピンチには血相を変えて真っ先に駆けつけたり身を案じたりするなど、彼女を特別な存在と思っているようである(れんげには、「りんねの弱点は桜」と認識されたほど)。基本的に自身に向けられる罵詈雑言には穏便だが、桜に危害を加える者には非常に容赦がない。暴言を吐いた者には、子供であろうと敬語とタメ口が入り混じった冷静口調&文字通り鬼の形相で凄み(ただしあくまで大人な対応で)、相手が心から反省・謝罪するまで片腕でお仕置きをしたこともある。
普段はローテンションだが、最近では桜への好意も非常にわかりやすく、彼女に喜んでもらったり褒められたりすると舞い上がりハイテンションになるほど。
以上の通り、色恋沙汰には初心で純情一途なのだが、桜に関する妄想力は豊かという多少むっつりスケベなきらいもある(とはいえ妄想の内容に卑猥さは一切なく、桜と二人で桜の手作りのご飯を食べたり、楽しく過ごしたりするといった極めて純粋なものである)。
初期とのギャップに驚いた人も少なくないだろう……いったいどうしてこうなった。
一方、桜はというと、明確にりんねに対してどう思っているのかを表す描写は稀である。
しかし、死神学校交流会の際にはりんねと二人で一緒に出掛けられることに頬を染めてとても喜び、張り切って弁当を作ったりするなど、年相応の女の子らしさも見せている。
また、普段は穏やかで滅多に怒ることのない彼女が、りんねのピンチには珍しく険しい表情を見せて救出に尽力するなど、自覚はないが少なからず好意を持っているのは確かである。
それがクラスメートや友人としてなのか、異性としてなのかは定かではないが、桜自身は死神の仕事の手伝いを通じて彼の力になりたいと思っている。
また、クールで感情や表情を露にすることが少ないため一見非常にわかりにくいのだが、台詞の節々を注意深く読んでみると、さりげなくナチュラルにデレていたりする。
物腰柔らかな性格で、作中では微笑むことは多いものの、ポーカーフェイスが基本なので満面の笑みや頬染めは滅多にない。それ故に、破顔した時のレア度と破壊力はとてつもなく、りんねから「可愛い」と思われるほどであり、りんねが桜を意識するきっかけにもなっている。作中では直接褒め言葉を言われることもあり、桜曰く「嬉しい」らしい。
りんねからは「天使」「妖精」「女神」など、架空の神聖な種族にたとえられることが多い。
貧乏なりんねの事情を理解しており、手作りの弁当を携えていくこともある。りんねからは「宝石箱」と例えられるほど美味で好評であり、なかでも玉子焼きを気に入られている。
また、連載第1話目から手を繋いだり、初期からお姫様抱っこをしたりするなど、高度なスキンシップを結構ナチュラルに頻繁に披露していたりする。
原作のみならず、アニメ本編やOP・EDやイラストでもよく描かれている。
さらに驚きなのが、りんねの台詞
「おれはまだ真宮桜と一切いちゃいちゃしていない!」
まだ1ミリも付き合っていない段階でこれなのだから、先輩である歴代のるーみっく主人公・ヒロインたちも、さぞやびっくりすること間違いなしである。
ちなみに、初期にはこんなものが作られていた。
このままお互いに付かず離れずの距離を保った関係になると思われた二人だが…?
最終章のネタバレが多様に含んであるため、最終回もしくは40巻を未読の方は回避を推奨
これまで、りんねから桜への好意ははっきりと描かれていたのに対し、桜からりんねへの好意は仄めかすことはあっても明確に描かれることはなかった。
しかし、最終章のとある出来事を機に、遂に桜はりんねへの好意を自覚することになる。
そして、その出来事を経て二人は熱いハグによってお互いの気持ちを確かめ合い、晴れて恋人の関係となった。どれくらい熱いハグだったかは、是非ご自身の目で確かめてほしい。
現在は、丸1日デートを重ねるなど順風満帆な日々を過ごしている模様。
桜曰く、「(付き合う)前よりも二人でいることが多くなった」とのことだが、付き合う以前からほぼいつも一緒にいたため、どれくらい二人きりでいる時間が多いのかは想像に難くない。
桜の母親はりんねの事情を知っているため、娘との交際を快く公認しており、二人を温かく見守っている模様。
とはいえ、二人が付き合っていることは桜の母親を含む二人の身内やごく一部の者にしか知られていない様子をみるに、あまり公ごとにはせず、あくまで自分たちのペースで二人きりの時間を過ごしていきたいという二人らしさが出てるといえるだろう。
歴代るーみっく主役カップルは、どちらかまたは両者が初恋の人が別におり、三角関係や四角関係が常であった。それに対し、今作の二人は互いが初恋かつ相思相愛で結ばれた初めてのケースとなる。
ちなみに、原作完結から数年後に設立された原作者・高橋留美子女史による公式Xのキャラクター小話によると、
「りんねは桜一筋1」「りんねも桜も他キャラクターにブレない23」と語られている。
ここまで作者自身に一途で相思相愛ぶりを言わしめた歴代るーみっく主役カップルはこの二人のみなので、いかに二人が王道かつ盤石なカップルであるかが計り知れる。
そして、高橋留美子女史の画業45周年を記念して2024年春頃発売される画集の表紙についてだが、なんと歴代るーみっく主役カップルが描かれる中で、一番目立つセンターポジションに二人が描かれているなど優遇されている。
気になった方はぜひ一度ご覧あれ。
りんねが素でボケ、桜がそれにツッコミを入れる場面が多々ある。
ただし、桜も天然なところが多少あるため、ごく稀に素でボケる。
場合によっては、ゲストのボケに対して二人揃ってツッコミに回ることもある。
また、恋愛に鈍感など、二人の共通点は意外と多い。
双方とも感情的でなく、クールでおっとりしているので、言い争いをすることはない。
何より一番は、お互いの優しい性格に惹かれ合っているところであり、似た者同士であることがうかがえる。
二人ともモテるが、一途なので互い以外の相手に靡かないところも共通している。
ちなみに、二人の中の人も知ってか知らずか好んで二人のことを「りんさく」と呼び慕っており、イベントやTwitterなどで発言することもしばしばみられる。
また、りんねの中の人は一番好きな理想のるーみっく女性キャラに桜を挙げるほどであり、桜の中の人も、りんねについては「可愛くて守ってあげたくなる。ヒロインの桜をいつも必ず守り助けてくれるヒーロー然としたところが魅力」と評している。
OPやEDで主に二人をテーマに作られる曲が多いなど、かなりの優遇ぶり。
中でもこの2曲は、映像と曲をセットで視聴すると色々な発見ができるような作りになっている。
第2期前半ED「話をしよう」
第3期前半ED「スキナノカナ」
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(12月13日追記) 最終話読みました。今晩は、くるり「ふたつの世界」をエンドレスで聞きます。ありがとう。ありがとう。感無量です。 (12月12日追記) 明日とうとう最終話。りんねと桜の物語が永遠になる。 でも、もう二人のお話が読めないかと思うと、 ものすごく寂しい。 他にもコミックは買っていたけど、 マンガのワクワク感を十数年ぶりに堪能したRINNE、 この物語を紡ぎ出して下さった留美子先生に感謝 ! 明日の昼休み、職場のトイレで嗚咽が聞こえたら、 それは隠し読みして感動してる私。多分…。 ーーーーー しばらく前から、りんねと桜の関係が進みそうになったら、 書こうと思って、いくつかのパートを書き溜めていたのが、 ようやく何とか書けました。 今回の表紙素材は、そよご。さんのものをお借りしました。 ありがとうございます。 https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=61698465 本誌はいろいろ心配な感じだし、 コミック38、39巻読んで気を落ち着けようと思っていますが、 いろいろなかなか収まりませんね。 今回のお話は、7年後という設定です。 いろいろな方が未来を書いておられますが、 こんな未来の二人もありかな、という感じで書いてみました。 7年後なんで、生活が変わっていたり、 スキルがアップしてたり、周りの連中の立場もちょっと変わってたりするんだろな、という感じでりんねと桜の未来日常を妄想しています。 二人の関係も、ちょっと大人になっているので、 このお話の中でのこんなりんさくはイヤだな~とか、 つらい経験話とかも、不快に思われる方もいると思うのですが、 その場合は、ごめんなさい。 もともと書きたかったイメージの素は、 オー・ヘンリー「賢者のおくりもの」です。 ただ、今回のお話、まだちょっと心残りな箇所もあるので、 小さい部分を追記・変更する場合があります。 なるべく誤字・脱字だけにとどめたいのですが…。 過去作品の閲覧、いいね、ブクマ、 ありがとうございます。 読んでいただいてる皆さんに感謝!16,522文字pixiv小説作品Boy meets Girl
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