概要
13巻でその詳細について明かされた二番目の精霊こと二亜が召喚する天使。
十字架があしらわれた聖典のような形をしており、第2のセフィラ、コクマー『知恵』を司る能力、つまりは全知の能力を有している。
具体的に説明するならば未来以外の事柄ならば、現在起きているできごとや誰がどこで何をしているか、過去に何が起こったかなど、自身が知りたいと思っている情報ならば全て知ることができるという、ある意味厄介、というよりも情報収集能力としてはネタバレ上等なチートと言って良い能力である(本人曰く、超々高性能検索エンジン)。
これはこの天使がアカシックレコードと直結しているからだと思われ、故に天使に書かれている内容は全て“事実”であり、記載される事全てが“事実”として現実世界に認識される。
その為霊装に付属しているペンで<囁告篇帙>に内容を記述すれば、未来における記述対象者の行動を操る事ができる『未来記載能力』を行使する事が可能というとんでもない性質を持つ。
簡単にいうなればドラえもんの秘密道具『いつでも日記』と『未来日記』を足し合わせたような物で、使いようによっては全能とも言える力を持つ。
あくまでも本人が知りたい情報を“真実”のまま本人に知らせる為に知りたくない情報まで知ることになってしまう弊害を持つ(インターネットでの情報収集に近いかもしれない)。
なお、二亜本人が過去の後悔もあってネタバレをあまり好まない為、極力使用しないように心がけている。
また、書き加える内容は文字でなくても絵でも可能なようで、本人が文章を考えて描くことが苦手なため記述する際はもっぱら漫画として記載され、結果的に凶悪な結果を世にもたらさない枷となっている。