「おじいちゃんなっても野球してたいなぁ」
概要
漫画『ダイヤモンドの功罪』及び同作者による読み切り作品『ゴーストライト』に登場する園大和×綾瀬川次郎の腐向け(BL)カップリング。
※このタグを使用する際には、『ダイヤモンドの腐罪』もしくは『腐向け』タグとの併用を推奨する。
連載版ではまだ二人が出会ったばかりなので、二次創作は読み切り『ゴーストライト』と混在する設定で描かれることが多い。
とにかく読もう→ゴーストライト:となりのヤングジャンプ掲載ページ |
※以下、連載『ダイヤモンドの功罪』、読み切り『ゴーストライト』等のネタバレを含みます
連載/ダイヤモンドの功罪
※連載での設定(読み切りでの設定は後述)
プロフィール
新章以前の園大和の登場は第17・18話のみ。
園と綾瀬川は同学年。
- 第17話
園大和の初登場回。
この回で園が描かれるのはたった2コマでありながら、綾瀬川と二人で巻頭カラー表紙を飾っている。
- 第18話
今村から綾瀬川の話を聞く園は、直接的な面識はなくともすでに彼を知っている模様。
ただし綾瀬川の名前はうろ覚えで「ア…川」「…淀川くん」と発言し、今村に修正されて「あやせ川くん」呼びに落ち着く。
- 新章以降
新章第38話から園が再登場。この回のラストページの煽り文では『近づく邂逅』と、二人の運命的な出会いを予告される。
YJ11月30日発売号の第39話にて連載でも園と綾瀬川が出会い、再び二人でカラー表紙を飾る。この表紙に添えられた煽り文は『運命が呼びかける――…。』
第40話の見開き巻頭カラーでは、互いに『功』と『罪』、光と闇とを分け合って表紙に登場。
読み切り/ゴーストライト
プロフィール
名前 | 園大和 | 綾瀬川次郎 |
---|---|---|
所属 | 枚方(リトル)→枚方(シニア)→金煌大阪高校1年→2年 | 足立(リトル)→不明(シニア)→雨谷高校3年→大阪パンサーズ(NPB) |
ポジション | レフト(高1時は控え外野手) | ピッチャー |
投打 | 左打ち | 右投げ |
背番号 | 7→7→17→7 | 1→1→1→18 |
園の方が綾瀬川より2歳年下。身長も園の方が頭一つ分ほど低い。
園はシニアまでは「綾瀬川さん」と呼び敬語を使っていたのが、高校では「綾さん」呼びに変わり、くだけた話し方になっている。(経緯は不明)
綾瀬川は園を「大和」と下の名前で呼び、クソガキ扱いしているが、園家に出入りする程度には仲が良い。
エピソード
天才ピッチャー・綾瀬川次郎が生まれて初めてホームランを打たれた相手、それが園大和だった。
園は綾瀬川が野球を辞めようとするたびに、必ずホームランを奪っていく。
※以下未読の方には重大なネタバレを含みます
- ホームランでつながる二人
綾瀬川の高校最後の夏、甲子園決勝で園が三打席連続ソロホームランを放ち、綾瀬川擁する雨谷高校は金煌大阪高校に敗れ優勝を逃す。
元々野球を辞めるつもりだった綾瀬川は、リトル・シニア・高校と引退するタイミングで必ずホームランを奪っていく園に納得できず、ずっと野球を辞められずにいた。
綾瀬川はプロ入りした園を完璧に抑えたら現役引退すると宣言するが、園は「そしたら綾さん一生現役続けなあかんやん」と笑って返す。
園は自分のプロ1号のホームランは綾瀬川からもらうと宣言し、この先も二人の対戦が続くことを匂わせるが……
- 突然の別れ
試合後に呼ばれた綾瀬川。そこで目にしたのは、棺に入った園の姿だった。
園は遠征先の学校で突然倒れ、心臓発作で死んでしまったのである。
棺の前で綾瀬川は、園の母親・美里に「プロになっておっさんになっていつか野球辞める時がきたら、最後の最後は大和に打たれて終わりにしたい」と胸の内を明かす。
- 天才の証明
美里から野球がなければ大和は生きていたのではと言われたのをきっかけに、綾瀬川は天才と称される自分を受け入れる決意をする。
彼は園に勝てないまま持て囃される自分を恥じており、だからこそ天才と呼ばれるたびに反発していたのだった。
迎えたパンサーズ対ソルジャーズ戦では、綾瀬川は「園を抑えるためのとっておき」の投球で完全試合を達成。NPBにおける最年少記録を塗り替える。
天才の自分が唯一抑えられなかった園がいかにすごい選手だったか、「俺が一生かけて証明し続けるよ」と美里に誓ったとおりの見事な一幕となった。
- 出逢いの回想
「初めてホームラン打たれた日の事はずっと憶えてる」
綾瀬川が初めて打たれたホームランは、園の初めて打ったホームランでもあった。
このリトル時代のホームランが縁となり二人を結びつけ、園は綾瀬川からホームランを打った試合後には必ず、次はどこのチームに行くのかを聞きに来ていた。
「お前いっつも… 何で俺が野球続けること前提なんだよっ」
「え? やって綾さん僕に勝つまで野球続けるんやろ?」
「おじいちゃんなっても野球してたいなぁ」
- 園へのアンサー
ソルジャーズ戦後に泣き崩れる綾瀬川。
直後の「おじいちゃんなっても野球したいなぁ」というモノローグは、「野球してたい」「野球したい」と言い回しが違うことからも、回想シーンの一言ではなく、園へのアンサーとなる綾瀬川の想いだろうと思われる。
- 幽霊の噂
東京都立天川高校では、『学校の裏庭に出る白い幽霊が、男子生徒にだけ話しかけてくる』という奇妙な噂が飛び交っていた。
幽霊となった園が、自身が死んだ場所である遠征先の高校に出没していたのだ。
「お兄さん 一日だけ 体貸してもろてええやろか」
「マウンドで僕のこと待っとる人がおんねん」
読み切り/ゴーストバッター
※作中に二人の絡みは一切ないが、設定としては登場するため併記する
プロフィール
名前 | 園大和 | 綾瀬川次郎 |
---|---|---|
年齢 | 17歳 | |
所属 | 金煌大阪高校1年→2年 | 雪谷高校3年→不明 |
ポジション | レフト | ピッチャー |
投打 | 右投げ左打ち | |
身長 / 体重 | 170cm / 70kg |
園は高2秋の時点で左の和製大砲『戦艦大和』などと絶賛されており、綾瀬川も高3時にはドラ1候補と呼び声が高い投手だったことが語られている。
『ゴーストライト』と同じく二人が対戦した夏の甲子園決勝では、園は綾瀬川から三打席連続ホームランを放ち優勝を決めている。この時の園は5番打者。
余談
帽子のつば裏の言葉
高校球児の大半は、野球帽のつばの裏に油性ペンで自分を鼓舞する言葉を書いている。
『ゴーストライト』の綾瀬川のつば裏の隅に小さく書かれていたのは『リベンジ』である。
『ゴーストバッター』の園の帽子のつば裏に書かれているのは『全身全霊』