概要
現実における「地方裁判所」とは特定の地域を所管する「第一審の裁判所」を指す。
『逆転』シリーズでは、多くのプレイヤーが遊ぶ都合に配慮してか、「主人公の住む街」及び「司法関係施設」に関しては特定の固有名詞が設定されておらず、『地方裁判所』『所轄署』等の様に便宜上の名称が用いられている。
容疑者の有罪・無罪を決するための裁判が執り行われる場所で本作の主舞台。
内部
ロビー
歴代裁判長の写真が飾られている(全部同一人物に見えるのは気にしてはいけない)。
当所のミニチュアがあり、ボタンを押すとロボット形態に変形する仕組みになっている(観覧は予約制)。
法廷
裁判が行われる場。
増え続ける犯罪への対策として採用された序審法廷制度のもと、被告人が有罪か無罪かの事実認定を最長3日以内に結審することになっている。
第1~9法廷まで複数存在し、ゲーム中の裁判はそのいずれかで単独の裁判官のもと行われる。
法廷内
証言台を手前としてその右側に弁護側の席、左側に検察側の席があり、両者上部に傍聴席が設けられている。弁護側、検察側とも椅子はなく、終始起立したまま審理を行う。
奥に裁判長席、その真下に書記官席があり、裁判長席には裁判の公正さを表す天秤の紋が掲げられている。ちなみに裁判長席の椅子には鷹の刻印が施されている。但し書記官席は『4』以降は撤去された。
証人が証言台に満たない身長の場合は、みかん箱(木箱)が用意される。
アニメ版では証拠映像を映すモニターや証拠品を置く中央テーブルが存在し、弁護席と検察席の配置が逆になっている。天井には明り取りの天窓が設けられている。
被告席はゲーム画面では映らず言及のみ、漫画版では弁護側席の左隣、アニメ版では証言台の更に背後の柵にそれぞれ設けられている。
被告人
裁判にかけられる人。裁判長によって有罪・無罪が裁かれる。
序審裁判において有罪判決を受けた場合、1ヶ月以内に高等裁判所で通常の裁判を受けることになる。
弁護士
検事が提出した証拠や証言に反論し、被告人の無罪を立証する。
本作でプレイヤーが操作する主人公である。
検事
証拠品や証人の証言を提出し、被告人の有罪を立証する。
裁判長
弁護士と検事双方の意見を聞き、最終的な裁定を下す最高権力者。
本作では木槌(ガベル)を所持しているが、これは現実の日本の裁判官は使用しない。
被告人控室
開廷前、休廷時の弁護士と被告人はここで待機する。
機密保持のためドアや壁は厚く、カーテンは防音仕様、窓は二重構造になっている。
ちなみに、現実の裁判所に「被告人控室」は存在しない。
法廷と控室を繋ぐ廊下には自動販売機があり、以下の商品が売られている。
- 有罪で、ほっと一息ホットドッグ(700円)
- 真相は白いアンの中まんじゅう(900円)
- 検事と弁護士にはさまれて、もう限界カツサンド(800円)
- 困ったら目つぶしイヨカン(900円)
- 被告人の、しぼりたて牛乳(700円)
- ドラがなるまで一緒どら焼き(2個入り600円)
執務室
裁判官が常駐する部屋。
中庭
和洋折衷の造りで、トリックアートにも見える仕組みになっている。
地下
食堂
カフェテリアとも。
資料室
本所で扱われた事件の関連資料が保管されている。