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夜凪景

よなぎけい

夜凪景とは、漫画「アクタージュact-age」の主人公。
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「私達みたいな人がなるんでしょう? 役者に」

プロフィール

年齢16歳
誕生日5月15日
身長168cm
特技個人競技の運動全般
好きな映画ローマの休日 カサブランカ 風と共に去りぬ


概要

漫画「アクタージュact-age」の主人公。自らの過去を追体験する演技法・「メソッド演技法」を無自覚に身につけた女子高生。演技に異常な没入を見せるが、反面暴走する欠点を持っている。

物語当初は自分の状況もあってか無感情で絡みにくい印象が強い。また、役への没入はできても表現に理解がない、役者志望ではあったがそれもあくまでそれが自分に出来そうな仕事だったから、というロマンはあっても夢のない主人公だった。
しかし黒山墨字に演技の面白さを教えられ、スタジオ「大黒天」のスタッフやオーディションで同じ組になった湯島茜烏山武光源真咲らとの交流、そして百城千世子との共演を通じて、役者としての誇り・年頃の女の子らしさが表れてきた。
更に劇団「天球」の演目「銀河鉄道の夜」への出演を通して演劇界の巨匠・巌裕次郎の指導により、自身の課題だった表現というものへの理解が進んでいく。

人物

大手芸能事務所「スターズ」の新人発掘オーディションを受けにきた女子高生。当時の芸能界においては無名・無所属。スターズの書類選考に落とされず残るくらいには美人、かつアンニュイでミステリアスな雰囲気だった。
オーディションにおいて他の候補者らがちぐはぐな演技を見せる中、当時オーディションの審査員側にいた黒山が見つけたメソッド演技が出来る役者の原石である。
しかしスターズの社長星アリサからすれば「不幸になる役者」だったため選考からは落選。
そこを黒山が拾い上げたことで彼女の役者人生は始まる。

役者としての才覚

弟妹に言われて役者を目指した彼女だったが常に入魂の演技を見せる、というか入魂の演技しかできなかった。「感情の再現」は出来るが「役作りが出来ない」そして「表現技術がない」のである。また、「身体が役に合わせて勝手に動き、本人に制御できない」という暴走型。
オーディション時の星アリサからは才能はあれども今は「現実逃避が過ぎる少女」との評価だった。

作中での彼女への例えを集合させると暴走するブルドーザー。役を掘り下げる力は強いが綺麗に積み立てるのには向いておらず、大袈裟な表現はまだしも繊細なものをやらせるのは難しい、その上で上手く操作出来なければ他が積み上げた状況を全部ぶち壊しかねない、そんな演技者だった。
そこから黒山からの指導を通して自身の欠点を自覚して何が足りないかを理解した夜凪は、自分の演技をどうやって作ればいいのかを試行錯誤の上で解決して徐々に役者として成長していく。

メソッド演技法が武器である彼女ではあるが、演技技術を身に付けるスピードは異常な程速く、察しこそ悪いが、きっかけさえあればさらっとステップアップしてくる。
例えば「自らを俯瞰する技術」に至っては映画撮影前に少し黒山から手ほどきを受けたが、それをなんと撮影2日目には実用している。
特に参考になる人が居ると習得まで速い。

メソッド演技法

自身の過去の感情を追体験する事で役に没入するという演技法。彼女の演技の核。別名:スタニスラフスキー・システム
リアルな感情を演じる為の演技法であり、特徴としては主観的でリスキー
現実的には演技の訓練で行えるようになるもので、しかも一度ハマったからともう一度できるというものでもない不安定さもある。しかしこれについて夜凪は訓練なく出来ており、一度入れば何度でも同じように没入することもでき、更には要素を足して没入することも出来る。
ハマればとてもいい演技にもなるが、周囲の役とハマらなければ一人別世界に行ってしまい芝居全体が上手くいかなくなる危険性もある。実際初期の夜凪は仕事中、周りとの齟齬や自分の役作りの失敗により揉め事を何度か起こしている。
また、この演技法を突き詰めて行くことで本人の精神への影響なども危惧されている。星アリサもこういった演技法を得意としていた俳優だったが、彼女は心を壊したらしい。

対極的な客観性の高い演技としては異化効果があげられる。

人間性

最初は人間味が薄いキャラであまり自分から表情を作れず、無表情が基本。コミュニケーションも下手なのか学校でも孤立、友人はいなかった。
一度感情を掴むとその別人のような雰囲気のまま振る舞えるらしく、そんな人間味のない景を妹は怖がっていた。(仲は悪くない)

しかし金銭的にも余裕が出て演技の楽しさを知っていくと、彼女は彼女らしい感情を見せるようになる。
更に「デスアイランド」での仕事を経て、役者仲間やスターズの天使百城千世子との友情を育み、より一層彼女は人間性を取り戻していった。

女子高生として杉並北高校に通っている。2年5組、出席番号40番。帰宅部。
学校では孤立こそしていたがどちらかといえば美人で運動神経もよく勉強も出来るが人の心を読んだりもする物静かで謎なお嬢様といった感じに触れ難い高嶺の花?のような扱いだったようだ。デスアイランドへの出演を切っ掛けにそのイメージは更に拍車をかけて行ってる様子。
質問には割と素直に答えるのもあってか家庭事情などは隠していないらしい。

家では料理担当。料理上手で食べられる雑草系の調理もできる。自分は和物が好きだが弟妹用にカレーやハンバーグを作ることが多い。
弟妹との仲は良好。お互いに支え合っている様子。

経歴

幼少期

父親の趣味である押入れいっぱいのビデオテープに入っていた古い映画を見ているのが好きな子どもだった。夜凪は辛いことや悲しいことがあるたびに、違う自分になろうとして映画の中の役者を見ていた。そうやって彼らが演じる感情を呼び水にして、自分の中にあるその感情の記憶を呼び覚ましていた。
特に母親と死別した後は、身寄りのない自分、そして弟妹の面倒を見なければならず、さてども完璧には出来ず毎日泣く双子。彼女は弟妹のためにも無理矢理にでも現実逃避して元気でいるよう努めていたという。むしろ現実を全て捨てて映画の世界に逃げたい、そんな気持ちすら持つほど彼女は自分を消し続けた。

物語初期

当時は夜凪と幼い双子の3人暮らし。前述の通り母とは死別しており、父親は蒸発した後、通帳にお金を振り込んでいるが姿を現さない。夜凪は父親からのお金には頼りたくない気持ちと、「夜凪景は役者に向いている」と確信する双子の勧めから受かれば賞金が出るオーディションを受けたらしい。
しかし落選。アルバイトを掛け持つもどうもクビになるらしく、続けられた仕事は新聞配達だけ。食事のおかずを妹弟より一品減らすなど、困窮していた。

黒山から役者のスカウトをされるも家族会議でよく考えてみたら「信用できない」という結論に達し、話に乗らない方向に動くつもりだった。しかし黒山はそれをほぼ無理やり撮影所まで連れてくることで夜凪を納得させ、仕事を引き受けさせる。
(その際の黒山からのCMの仕事でかなりの額が入ったらしく、それ以降はあまりお金には困ってないようだ。)
そして夜凪は今度は時代劇のエキストラ役「町の娘」をやるがこちらでは演技が暴走、「小さい子を斬り殺そうとする悪役」の出演者に蹴りを入れてしまう。小さい子を見捨てる自分が想像出来なかったらしい。その後黒山と監督の指導により「(弟妹のために)小さい子を見捨てざるを得ない娘」という自分の役を掴むことに成功した。

これら二つの仕事で夜凪は自分の(メソッド)演技が過去の自分ではない自分相手でも使えることを知り、知らない自分を知るという役者の面白さに目覚め、自分をコントロールしなければならないという意識を持つようになる。

デスアイランド編

スターズがメインで出演するデスゲームものの映画「デスアイランド」、そこに出演するという百城千世子に興味を持った夜凪はそのオーディションに向かう。
オーディションでは暴走、そのあまりに周りから乖離した演技に一緒に組んだ1人湯島茜からふざけてると切れられてしまう。
オーディションには受かったものの、夜凪は自分に課題があることを強く意識するようになる。

撮影期間中、百城千世子の演技技術に興味のあった夜凪は彼女がやっていることを観察。他の出演者の手も借り、「自分を俯瞰する技術」を身につける。結果として夜凪は自分の問題行動をカメラフレームの外に置くことで撮影をクリアすることが出来るようになる。
その常人離れした演技とそれ故の悩みは他の出演者にも知れ渡った。茜にも夜凪の演技はそういうものと伝わり、和解する。

百城とは撮影を進めていくにつれてより不可解さが強まったが、役作りのため近付く夜凪。監督や星アキラの言葉により徐々に彼女がどういう人間かはっきりしていき、夜凪は主演の責任とそれを果たすための彼女の努力を理解した。

そしてクランクアップ。デスアイランドで夜凪は自分をコントロールするための俯瞰する技術、役作りへの理解と仕事への誇り、そして初の友人達を獲得したのである。

銀河鉄道の夜編

次なる仕事である劇団「天球」主催での演目「銀河鉄道の夜」へ出演する時もその役者の覚悟を持って挑む。
しかしここで夜凪の欠点である表現力の無さが大きく露呈する。演出を務める巌から「10日以内に克服できなければ降板」宣告されるも、表現とは何なのかが理解出来ず苦悩することとなる。しかし、急遽舞台への出演が決まった星アキラとの会話から解決の糸口を見つけ、不完全ながらも克服することに成功する。
カンパネルラの難解な役を演じることに苦労するも巌から直接指導を受け洗練されていく。
この舞台を切っ掛けに夜凪景という新星は業界で名を知られていくことになる。



余談

  • 作画担当の宇佐崎しろ氏によると、彼女のペン入れの際、アホ毛をうまく描けるかどうかでその日の運勢がわかるという。(単行本二巻著者プロフィールより)
  • 父親の為人は不明。夜凪が彼を思い出した時は酒瓶が散乱し、紙くずがばら撒かれていた。夜凪は父親には捨てられたと思っている。
  • 思い出さなければ演じられないという彼女だが、「弟妹を守る感情」の演技の時だけ攻撃的な行動に出る。また、その感情の時の演技には彼女自身飲まれてる感が強い。理由は不明。
  • 若手トップ女優の百城千世子はいつでもスタッフの求める通りの仕事をする安定した最高級マシンのような仕事ぶりであり、夜凪とは対照的な存在である。最初こそお互い相手の演技のスタンス、もとい人間性にまで不理解を示していたが、仕事を通して夜凪にとって千世子は尊敬するに値する役者となり、そして演技を通して千世子にとっても夜凪は自分を大事にしてくれた理解者となった。scene22、23における彼女の姿及び千世子との絡みは必見。


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夜凪×千世子
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アクタージュact-age アホ毛 女子高生 女優
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