概要
東京から約23km地点にある東名のトンネルでは唯一、最高速度が100km/hで走れるトンネルになっている。
又、この区間は交通量が最も多い横浜町田IC~綾瀬SIC間にあるトンネルで渋滞の名所となっている為に東京外環自動車道と接続予定の東京都目黒方面にある玉川IC-海老名南JCT(新東名高速道路と直結)迄は第二東海道が計画されている。
歴史的経緯
元々、大和トンネルは新設する予定がなかったトンネルである。
しかし、当トンネルの南側に米軍厚木基地の滑走路の延長上にあり、東名高速道路建設前の1961年(昭和36年)1月にこの付近で墜落事故が起きた事で建設された経緯がある。
そのお陰で、今に至るまで米軍に厚木基地がいるお陰でこのトンネルがあったと考えて良い。
しかし、このトンネルのお陰で渋滞や事故の要因になっている問題がある。
詳細は渋滞・事故の項目を参照に。
渋滞・事故
東名では土休日や事故になるとこのトンネルを先頭に上下線とも渋滞をおこしている。
理由はザクがある事、トンネルの手前なのでサンデードライバーを中心に速度を落とすことが非常に大きな要因になっている。
特に東京方面はトンネル手前にあるNシステムをオービスと間違えるドライバーも多くいる影響で、急ブレーキを踏む車が多く、それが原因で追突事故が多い。
土休日と追突事故が原因で大渋滞を引き起こす事もあり、平日でもこれが原因で渋滞が少なくない。
そして上りの大和トンネルで渋滞を起こした場合、厚木IC周辺は勿論、厚木IC以西や小田原厚木道路が地獄絵図と化す問題も出ている。
特に大和トンネルで事故が起きると厚木・平塚地区~京浜間(特に新湘南バイパス〜国道1号)にかけて殆どの道路が渋滞を引き起こす場合が多いので、伊勢原JCTから新東名高速道路経由で迂回するのが手っ取り早い。
特に埼玉や茨城方面の場合は圏央道で八王子方面に出て、中央自動車道か東北自動車道で迂回した方が吉(関越道は練馬ICの信号渋滞がある為)。
解決方法として現在は8車線化が行われるものの、上下線とも登坂車線になる予定である事、大和トンネルがある事で車線が増やしても解決しない問題がある。
故に、撤去が必要になるが、その条件は建設経緯で厚木基地から米軍が撤退して、トンネル撤去以外に根本的な解決方法がない状況となっている。
その他、新湘南バイパス藤沢IC~釜利谷JCTも建設されており、完成すればある程度の渋滞緩和も期待される。
特に首都高速道路湾岸線から千葉方面に向かう車に大きな効果をもたらす。
関連項目
都夫良野トンネル:同じく東名高速にある渋滞と事故の名所のトンネル。