概要
この会社は昭和42年から平成4年まで存在した会社であり、主たる業務としては「書籍、ビデオ等の出版」を主として行う会社であった。
【正式名称:株式会社 大陸書房】
歴史等
この会社は双葉社で編集者をしていた人が独立して立ち上げた会社であり、当初はオカルトや怪奇現象などのノンフィクションとされるものの書籍を出版する会社であった(なお、当時の出版物はその界隈では良い資料であるとされているらしい)。
経営不振
昭和40年代はその分野だけでもあまり問題はなかったが、昭和50年代になるとオカルトブームも去り、経営が怪しくなってしまった。
そこで、昭和61年、廣済堂出版出身の人物が社長となり、各種経営の変更を行った。その経営刷新は以下のとおりである。
この路線は当初大当たりし、一時期この会社は息を吹き返した。特にビデオ部門は当時他社の販売価格の1/5程度(ただし尺は短い)の価格で幅広いラインナップ(アダルトビデオから海外B級映画だのハウツーなどの一般扱いまで)で販売し、初年度は1年で300万本販売したとされる。
また、ライトノベルの部門でも複数の人材を発掘したとされる。
そして倒産へ
しかし、この活気も「同業他社(特にエロ本の出版元)のビデオ部門進出」や、大量の在庫、多角化経営のうち、不動産だのなんだのいろいろの投資の損失が会社の経営を圧迫することになった。そして平成4年、倒産した。
なお、古書店において同社名を使用している店舗が存在するのはおそらく会社後期にレンタルビデオ部門に進出した際、倒産後店舗が残ったものであると推測されるが、この推測は正しいかどうかは不明である。
編集書分類
- 『大陸ネオファンタジー文庫』
- 『大陸ノベルス』
参考
はてなキーワードの同項目