太陽少年ジャンゴ(漫画)
まんがばんぼくらのたいよう
作者はひじおか誠。月刊コロコロコミックにて2003年9月号から2007年7月号まで連載された。
原作のキャラクターがジャンゴやおてんこさまなど一部のキャラを除いて登場せず、ジャンゴの武器がガン・デル・ソルではなく武器に変形したおてんこだったりパイルドライバーを使用せずにイモータルを浄化するなどオリジナル要素が強くなっている。
第一部
『ボクらの太陽』『続・ボクらの太陽』編
少年ヴァンパイアハンター・ジャンゴは太陽の精霊・おてんこと出会い太陽少年となり、闇で覆われた世界に太陽を取りもどすため、おてんこや心優しき少女・アルニカとともに旅に出る。
第二部
『新・ボクらの太陽』編
ヴァンパイアに懸賞金がかけられるようになったことでハンターが増えていく中ジャンゴは行方不明の兄のサバタを捜すため、クセもの揃いのヴァンパイア集団「ヴァランシア団」を相手に戦う。
第三部
『ボクらの太陽 Django&Sabata』編
ある日、宇宙からやって来たヴァンパイア・ネロがジャンゴを襲うが、見事兄のサバタととともに撃退する。ヴァンパイアが支配する惑星・クリアカンで父のリンゴらしい人物が目撃されたため、宇宙船ラプラス号に乗りクリアカン星に向かう。そこで全宇宙のヴァンパイアのボス・デュマと対決する。
負けず嫌いで考えるよりも行動な性格で少々ブラコン。ゲーム版の一人称は「ボク」だが、本作では「オレ」に変更されている。
幼い頃別れて以来行方不明の兄・サバタを探す為に「ヴァンパイアハンター」として旅をしていたが、おてんこ達と出会い徐々に太陽少年としての力が目覚め始める。
太陽の精霊。ゲーム版と異なり関西弁で話す。初登場時は鉢植えに植えられて弱っていた。ジャンゴの武器となって敵と戦う。武器の種類は光の玉となり相手に突進する「太陽弾」、剣になる「太陽の刀」盾やブーメランになる「太陽の皿」の三種類。
ジャンゴの兄。ゲームとは違い、ジャンゴとは年が若干離れていて服装や髪型も多少違っている。ヴァンパイアハンターだが、ジャンゴとは対に月のパワーを持つ。冷静沈着だが弟想い。
第一部では数年前、幼いジャンゴを残し旅立ってそのまま消息不明だったが、ダーインに捕らわれて力を利用されていた。ダーインとの決闘後、再び消息不明となるが、第二部で「ヴァランシア団」にヴァンパイアになった振りをして潜入していた。全ての根本であるヴァナルカンドを倒した後はジャンゴの元へ戻った。第三部ではジャンゴ達と父親を探すべく、クリアカンへ旅立った。
ジャンゴとサバタの父。過去にダーインと戦い、背中に傷を負わせるものの敗北。それ以後記憶喪失の復讐鬼と化していたが、暗黒城の門の前で記憶を取り戻し門番を道連れに死亡したと思われたが、ヴァンパイアが支配する惑星・クリアカンで彼らしい人物がネロによって目撃され、それを聞いたのをきっかけにジャンゴとサバタは宇宙へ旅立ち、その後クリアカンのデュマの城前にて再会を果たした。
第二部から登場。当初はジャンゴを捨て駒として利用しようとしたが改心する。
イモータル
第一部ではジャンゴと戦うも破れ、さらに力を奪われ小さくなってしまいジャンゴ達の案内人となる。行動を共にしている内に情がうつったのかジャンゴやおてんこを命がけで助けた事もあった。その後ドヴァリンと相討ちになったものの、第二部でサイボーグとなりヴァランシア団メンバーの敵として復活した。
原作と違い雪球のような姿をしており、センチュリーという少女の愛犬・チェリーを自身の身体に同化させていた。最終的にジャンゴによって浄化され、センチュリーたちの町に太陽の光が浴びるようになる。
岩のような姿をしているように見えるが、実際はその物体を小柄な生き物が操っていた。ジャンゴに許されるが、イモータル化したアルニカによって無残に切り裂かれる。
原作と違い普段は小さな老婆の姿をしている。人々を繭に閉じ込めてヴァンパイア化していたが、ジャンゴに敗れた後彼の優しさに触れ改心した。
原作と違い完全なイモータルであり、ゲーム版とは容姿や設定が大幅に異なる。ジャンゴを追い詰めるもリンゴによって倒される。
原作と違い完全なイモータルであり、エイのような姿をしている。設定も大幅に異なり、元の姿に戻った伯爵と相打ちになる。
第一部のラスボス。容姿はゲーム版と異なり性格もかなり狂気的である。かつてリンゴと戦いを繰り広げ、太陽銃の一撃で背中に傷を負わされていた。黒い爪を自在に伸ばすことができ、剣のように相手を貫いたり、弾き飛ばすことも可能。また、強大な闇パワーでおてんこの光さえも触れただけで消滅させることができる。サバタとの連携で背中の傷を太陽の刀で貫かれ致命傷を負うが、復活したヨルムンガンドと合体して「ダークダーイン」になったがおてんこと合体しソルジャンゴとなったジャンゴに上空に連れていかれ、太陽の光を浴びせられて消滅した。
復活した後ダーインと合体し「ダークダーイン」となった。
第二部に登場。「ヴァランシア団」の一員で、彼の第一印象に騙されたトリニティと戦う。本体を明かしてトリニティを圧倒するが、彼の母親を殺したのがフレスベルグだと知ったトリニティの特攻よって焼きつくされる。
第二部に登場。ヴァンパイアハンターの賞金首となっており、彼を狙って来たヴァンパイアハンターたちを様々な仕掛けを使って遊んでいた。最終的にジャンゴによって浄化され、彼の懸賞金はジャンゴに渡ることとなるが、ダルシスに譲られた。
第二部に登場。ゲーム版とは容姿が異なる。「ヴァランシア団」の司令塔的存在。アルニカやダルシスと戦い勝利するが、彼らの仲間の振りをしていたサバタによって斬られ、倒される。
第二部に登場。「ヴァランシア団」の一員。ダルシス、アルニカの相手をラタトスクと共にし、剣の一振りで二人をまとめてKOさせている。その鎧の中の正体はヴァナルガンドで、ジャンゴが面白半分で鎧を叩いて鎧が崩れ落ちたことで本当の姿を現した。
第二部のラスボス。「ヴァランシア団」の一員である黒騎士の正体。闘技場に集まっていた観客の魂を食らった根源で、ジャンゴの仲間たちの魂も食らうが、怒りに満ちたジャンゴの太陽弾で浄化され、魂も解放された。
第三部に登場したが、こちらはオスに近いキャラクターデザインとなっている。シュレディンガーでクリアカン星にやってきたジャンゴたちを襲撃したがジャンゴの呼びかけに答え復活したラブラス号に倒された。
第三部にシルエットのみ登場。
第三部に棺桶スーツの姿のみで登場。ゲーム版より口が悪くなっている。
第三部に棺桶スーツの姿のみで登場する。こちらも兄同様に言葉遣いが悪くなっている。
第三部にライマー同様シルエットのみ登場。
第三部のラスボス。ゲーム版とは違い根っからの悪として描かれ、変身すると醜悪な怪物となる。太陽を闇で覆い、その力でソルジャンゴも圧倒するが最後の力を振り絞ったソルジャンゴが太陽を復活させたことで消滅した。
オリジナルキャラ
本作のヒロイン。明るく優しい性格で、一見普通の少女だが、闇の一族の血を引いている。頭に翼を持ち空を飛ぶ事ができる。闇の居城から枯れたおてんこを連れて逃げ出し、荒野で倒れている所を保安官に拾われ、以来親子として暮らしている。槍の使い手。
序盤でジャンゴを庇って伯爵に腕をかまれ、その際に闇の血が覚醒し、その後ルナに連れ去られイモータルと化し、一時期ジャンゴと敵対していた。その時の容姿は、頭の翼と鋭い爪を持っていて大蛇のような姿になることができる。
第二部以降は自身もハンターとなりジャンゴたちと共に戦う。
保安官
アルニカの育ての父親。血のつながりはないうえに闇の一族の血を引くアルニカを娘と大事にしている。ハンターではないが戦闘能力はそこそこある。
第二部に登場。大剣を操るバンパイアハンターで、賞金稼ぎでもある。病気の妹の為に賞金を欲していた。人当たりは悪いが、根は優しい。第二部ではアルニカと共に「ヴァランシア団」と戦うが、黒騎士とラタトスクに敗れる。
ルナ
第一部に登場。イモータルをまとめる鎧を纏った男。当初はジャンゴにサバタの正体だと思われていたが、その正体はダーインに操られた人形だった。
セントリー
第一部に登場。ガルムに支配された街の少女。兄がいるが名前は不明。チェリーという犬と仲が良い。