概要
登場作品は『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ』。
金子一馬氏デザインによる外見は、単眼の黒人の頭部というインパクトがある姿で、色違いの悪魔はアフリカのヨルバ族の仮面や遮光器土偶のような目にパーツ差し替えをされた、青肌の頭部幻魔ダンバラである。
種族は「妖精」で、この作品の時点ではケルト神話などの一般的な妖精のイメージを持つ欧州のものだけではなく、各国の神話の神々の眷族である精霊などが含まれている。
モチーフはブードゥー教の十字路に住む精霊レグバで、この神格は強い力を持つわけではないが、上位の神々への願いの仲介を行う役割を持つ重要な存在であるのだという。
なおブードゥーの神々は蛇の精霊とされることもあり、『デビルサマナー』に登場した女神エルズリーの三人の夫が蛇としてデザインされた。
東京編の終盤にあたる「バエル城」において、レベルは30と種族「妖精」の中では上位の悪魔として出現。
見た目こそスタイリッシュでは無い不気味なものであるが、呪術的なイメージが強い神話の神格であることから、即死魔法「ムドオン」、蘇生魔法「リカーム」、魔封じの「マカジャマ」の魔法を持つ通常出現するニュートラル種族なので、無駄な戦闘回避も兼ねて会話で仲魔にしておくと有利である。
なおこの作品以降、リメイク作『旧約・女神転生』以外には登場していないが、外伝作品である『ラストバイブル』シリーズにおいて『Ⅰ』では二足歩行のトカゲ、『Ⅱ』と『Ⅲ』で複数の目玉の塊のような姿の魔獣として登場している。