<<よう相棒、ここは『女神転生シリーズ』に登場するピクシーを取り扱う記事だ。それ以外については「ピクシー」の記事を見てくれ。ところで・・・戦う理由は見つかったか、相棒>>
概要
「なによ? 初めて会ったみたいな顔しないでよ、ずっとあなたの隣にいたでしょ」
『女神転生シリーズ』を代表する悪魔の一人。初出作品はFC『女神転生Ⅱ』。
隠しモチーフはチャム・ファウであると思われる。
種族はシリーズを通して「妖精」。
『ペルソナシリーズ』でのアルカナは「LOVERS(恋愛)」。
『女神転生シリーズ』におけるピクシーは最序盤に登場するレベル一桁台の悪魔という扱いで、大体の使用スキルは電撃属性魔法「ジオ」と回復魔法「ディア」。
このため最初の仲魔としてチュートリアル扱いされる作品も多く、その愛らしいデザインやバランスの良いスキルの優秀さ等で、初登場作品から現行作品まで根強い人気を保持する。
上位種としてハイピクシーがおり、『デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王』では凪の仲魔として和装姿のものが登場している。
デザイン
デザインは『真・女神転生』版の赤髪に青いレオタード姿が一般的だが、『真・女神転生デビルサマナー』では真知子巻きに白いワンピース姿、『デビルサマナー ソウルハッカーズ』ではギャル風でボブカットに白タイツと厚底サンダル姿、『真・女神転生デビルチルドレン』では金髪の少年の姿で登場している。
メギドラオン継承
一番最初に可能になったのは『女神異聞録ペルソナ』。と言っても特別な仕様ではなく、合体の際に「灼熱の石板」というメギドラオンが一度だけ使える使い捨てアイテムを投入するだけで一部の悪魔以外は継承が可能であり、その中にピクシーが含まれているだけである。その中でも魔法攻撃力(と運)だけが極端に伸びるピクシーが取り沙汰された。
『デビルサマナー ソウルハッカーズ』において「メギドラオン継承のピクシー」の登場を契機に、後のシリーズ作品では隠しボスの仲魔としてメギドラオンを使用するピクシーの存在が強くクローズアップされるようになった。
『真・女神転生Ⅲノクターンマニアクス』では、最初の仲魔を経て『古き友の扉』において再会できるピクシーもメギドラオンを覚えている。
各作品のピクシー
『魔神転生Ⅱ』
愛情をもってランク50まで育てると1ターン2回行動を可能とするレア特技「ワンスモア」を覚える。
また、ピクシーが仲魔にいることをトリガーとする隠しイベントが存在する。
『真・女神転生Ⅲ』
主人公(人修羅)の最初の仲魔。
特別なイベントがあり、作中の物質・精神的にどこまでも荒廃した世界の中で、初めて会った時から人修羅の傍にいて戦い続けた姿に感銘を覚えたメガテニストは少なくない。
また、今作ではレベルアップによる成長要素が実装されたが、上位種である妖精ハイピクシー、さらに夜魔クイーンメイブに変化させることが出来たとしても、このままの姿で連れて歩いた者は多い。
リマスター版『真・女神転生Ⅲ』発売に際して行われた「真3HDベストオブ悪魔」にて見事1位にランクインした。
『真・女神転生Ⅴ』
主人公の最初の仲魔。アオガミに勧められ、悪魔会話のチュートリアルを経て仲魔になる。
それ以降、本編やサブクエストでの出番はないが、DLCサブクエスト「人修羅と九人の魔人」にて人修羅の相棒として登場(CV:戸田めぐみ)。無言の人修羅にかわり、主人公に語りかける。
「彼(人修羅)はとっても強いんだからね!」
『D×2真・女神転生リベレーション』
裏シナリオ「分岐未来」ではデビルサマナー版のピクシーがヒロインとして登場。
本来は別の世界の悪魔であったが、突如起こった天変地異に巻き込まれて『D×2』の世界の妖精の森に迷い込む。それを哀れんだオベロンが妖精の森に住まう事を許可するが、やはり自分とは違うピクシーのいる環境には馴染めず、元の世界へ帰る方法を探すために壊滅した東京へ向かった所、主人公と遭遇し行動を共にする。
『ソウルハッカーズ2』
一般的なピクシーの他、Ver1.02でソウルハッカーズVerのピクシーも使えるようになっている。
「ひょっとして…またこう言ってほしいの? …あたしは、妖精ピクシー。今後ともヨロシクねって」