概要
台湾のグループ「采風楽坊」による二胡等の中国の伝統楽器による楽曲シリーズ。曲名が漢字二文字、サブタイトルが英語に統一されている。
全曲に裏譜面がある。表譜面の難易度は新筐体では全て★7で、裏譜面の難易度もほとんどが★8。
全体的に逆詐称気味(表譜面は蓄勢が、裏譜面は蝶戀が同難易度ではやや難しい部類か)で、むずかしい上位からおにへのステップアップにも有効な難易度であり慣れてきた初心者におすすめされることもある。RHYTHM CONNECTでも(同アプリのアーリーアクセスが台湾で実施された影響もあるかもしれないが)画竜点睛シリーズと共にビンゴ「ナムオリ入門コレクション」の課題曲に多く選出された。
曲IDに共通する「mgwrt」の由来は不明だが、母音を抜くとこの文字列になる英単語には「mugwort(蓬)」などがある。
詳細な事情は不明だが初出順、曲IDでのナンバリングやフォルダ内の曲の並び、裏譜面の登場順、サントラでの収録順などがかなりバラバラである。
海外版SNSでは「『Seasons of Asia』シリーズ」とも呼ばれ、アジアのプレイヤーとナムコオリジナルの架け橋になることを期待して作られたとされている。
各曲の解説
季曲 〜seasons of asia〜
季曲シリーズ第一弾。読みは「ききょく」。
東洋アジアの四季をイメージさせる曲で二胡や笛にロックを交えたアジアンロック。
蓄勢 ~GEAR UP~
春になって成長していく木々や植物の緑豊かさをイメージさせる曲。
海外版では「Chikuzei」と表記されることが多いが、RHYTHM CONNECTでの読みは「ちくせい」で登録されている模様。
季曲と同じく二胡や笛にロックを交えている部分がある。
蛻変 ~transformation~
読みは「ぜいへん」。自然の「変化」をイメージさせる曲。
蛻変とは、セミが脱皮する様子のことをいう。
開発日記では「サナギが成虫へと変わっていく様を表す言葉」「これから、私たちも大きく変わっていかなければいけない、変わっていきたい。そういった想いが、この曲名には込められています。まずはここから、その第一歩を踏み出そう!」と語られているが、前者に関してはセミはサナギを作らない。
春遊 ~happy excursion~
読みは「しゅんゆう」。
春に遠足へ行くのをイメージした曲。春遊とは野に出て春を楽しむという意味。
Facebookではシリーズの代表曲とされ、「内容は春らしい暖かな陽気や、花吹雪く風が吹き抜ける華やかさを感じられるもの」と語られている。
綻放 ~Blooming~
読みは「たんほう」。綻放とは花が咲き乱れることを意味する。
スマホ版では「花が咲き誇るように奏でられる二胡の音色が鮮やかな曲」と紹介されている。
花漾 ~Flourishing Blossoms~
読みは「かよう」。花の芳しい香りをイメージさせる曲。
初出は曙光より先だが、曲IDやAC15での位置では曙光より後になっている。
裏譜面はシリーズで唯一新筐体でも☆9。
曙光 ~Dawn~
読みは「しょこう」。曙光は夜明けを意味する。
太陽が昇っていく様子をイメージさせる曲。
新筐体では1月に解禁され、当時の条件や告知の様子などから初日の出を指している可能性がある。
蝶戀 ~Obsession~
読みは「ちょうれん」。戀は「恋」の旧字。
舞う蝶をイメージをさせる曲で、蝶に惑わされるように恋に惑う様子をイメージした曲。
スマホ版では「伝統楽器をバンドサウンドに融合したアジアンテイストな曲」と紹介されている。