能力
ゴールドは「孵す者」として、ポケモンの孵化に関する特別な能力を持っている。
ゴールドがタマゴから孵したポケモンは彼の感情や意志を引き継ぎ、潜在能力を引き出すことができると、オーキド博士は考えている。実際、ゴールドが孵化させたタマゴからは、生まれたばかりとは思えない強いポケモンが生まれる。なお、性格はすべて「やんちゃ」(これもゴールドの感情を引き継いでいるわけだが)。
日々、個体値厳選に四苦八苦してるであろうポケモン廃人にとってはとても羨ましい能力であろう。
ゴールドと「孵す者」
第3章の最終決戦にて、氷の仮面(ヤナギ)からピカ(ピカチュウ)、チュチュ(ピカチュウ)、そして2匹が抱えていたタマゴを守ったゴールドは氷の仮面を逃がしてしまう。直後にやってきた育てや夫婦に渡された手紙には「図鑑所有者の能力」について書かれていた。しかし、自身の能力については何も書かれておらず、「他の所有者のように誇れる能力はない」「この戦いから降りろとオーキド博士が言っている」と思い、愕然とする。そんなはずは無い、自分にも能力はあるはずだ、と、「俺の能力を教えてくれ」と叫んだ瞬間、守っていたタマゴからピチュ(ピチュー)が生まれた。封筒に残っていた一枚の手紙には「6人の所有者に次ぐ7つめの能力」が書かれていた。それが「孵す者」だった。
ゴールド本人も気づいていなかった隠れた能力で、これは長くポケモンと家族のように過ごしてきたゴールドだからこそ身につけることができた。
ゴールドの孵したポケモン
- トゲたろう(トゲピー)
ウツギ博士から預かったタマゴで、コガネシティ周辺で孵化。(両親はミカンのトゲチック)。ゴールドのがさつで荒っぽい性格を受け継いでいる為か、通常のトゲピーと違い、目つきがかなり鋭い。
- ピチュ(ピチュー)
レッドのピカとイエローのチュチュのタマゴから生まれた。ゴールドのように前髪がはねている。
作中、詳しくは書かれていないが、9章後、レッドのゴンとエメラルドのカビゴンが産んだ卵を孵したようである。