概要
富山県で使われている方言のことで、旧国名が「越中」だったことから「越中弁」とも呼ばれる。
特有の語尾である「しゃい」は「〇〇しろ」(られが付く場合はお願いを指す)、「まいけ」は提案の際に使われる(例えば、食べまいけを標準語に直すと「食べよう」となる)。
言語学的には近畿地方の関西弁と同じ西日本方言の近畿北陸方言に分類され、アクセントも京阪式の変種である垂井式アクセントである。関西弁同様に「〇〇していらっしゃる」を「してはる」、「〇〇ですか?」を「〇〇け?」と表現したり、土佐弁と同様に語尾に「〇〇ちゃ」を付ける地方もある(ちなみいうと、四国方言も関西弁の変種である)。
誤解されやすい表現について
「はんごろし」、「だいてやる」、「へしない」、「だちかん」、「くどく」、「ちんちんぼんぼ」、「だんこちんこ」、「おちんちんかく」、「つま●こ」、「ちんちん」(静岡弁にある表現)などなど他県の人が聞いたり、誤変換すればシャレにならない方言が目白押しである為、山梨県の甲州弁と並んでネタにされる事もしばしばある。
先述した方言も断じて下ネタなどではなく、本人たちが常日頃から使っている表現の一つであり、それぞれ訳していくと「おはぎ」、「奢ってやるよ」、「遅い」、「ダメ」、「愚痴る」、「肩車」、「互い違い」、「正座する」、「くじ引き」、「熱い」の意味である。
ちなみにメイン画像は何も知らない他県の人に抱いてやると言った結果を描いたイラストである。