プロフィール
剣の道に生きる30G部隊最年少の少女。
孤高の剣士を気取る。
自分が年下なのを気にしていて、ことあるごとに先輩風を吹かすところがある。
3分以上戦えないという設定を自分に課しているおかしな子。
剣術以外のことで褒められ慣れていないので、すぐにテンパる。
(公式サイト/CHARACTERより転載)
概要
第30G部隊に所属するセラフ隊員。
茅森からの愛称は「緋雨っち」。
間違えやすいが、おがさわらではなくおがさはらである。
天才剣士を自称しており、日々鍛錬を積んでいる。
その剣技の腕前は本物で、戦闘能力は部隊最強とも謳われているのだが、3分戦うと吐血してしまい戦えないという某特撮ヒーローのような設定を自ら課している。
ちなみに、設定付けの理由は「設定がある方が天才っぽいから」であり、もちろん本当に吐血するわけではなく血糊を使っている。
この設定維持のためにぴったり3分で吐血する鍛錬なんかも行なっている変わった少女である。
先輩として見られないことに悩んでいるも、可愛いと言われ思いっきり動揺したり、ガス地帯を話しながら走って転倒するといった、呆れられる所が多い。
その後、センサー地帯を一気に飛び越えたり、目に見えない速さで物を斬ったりしてようやく見直されるなど、評価が低かったことにショックを受けていた。
セラフィムコードは『寄らば斬る!』であり、上記の設定も相まって剣を用いて戦う……のかと思いきや、何とセラフ(武器)の形状はハンドガン。
初めてセラフを呼び出した際には、本人も周囲の人間も「なぜセラフが剣じゃないのか」と目を丸くしたらしい。
なお肝心の銃の腕前は並程度。
「戦闘能力は部隊最強」とは、あくまで「(生身での)戦闘能力は部隊最強」であり、セラフを用いた戦闘能力は部隊最弱であるとのこと。
そのため作戦では専ら後方支援を担っており、悲しいかな、3分で吐血する設定が活かされることはほぼない。
SSスタイルでの固有スキルでは銃から光をレーザーブレードのように出して斬りつける為、一応剣でも戦うことは可能。
剣刀武術祭のイベントではセラフが剣ではないために参加できずにとても拗ねてしまっており、白河に頼まれて見にきた夏目を勝手に弟子にしてしまい、弟子である夏目に出場する白河へと勝ってもらおうとする。
無理やり弟子にした感じだが、斬るという想いで気を放ったり剣を抜くだけで回りの温度が下がったりと格上だと夏目やユーザー達に知らしめる。
また悩んでいた彼女の悩みを解決すべく丸山に相談するよう促したりする一面も見せた。
好物はおしるこで、とあることから清掃活動をしていた彼女を気遣った30G部隊の面々から各々プレゼントされツッコんでしまっていた。
公式ツイッターで掲載されている四コマでは國見タマや瑞原あいな、丸山奏多、大島四ツ葉、豊後弥生、天音巫呼の様に、2頭身サイズのちびキャラになっており、四コマ内で野球のバットでだがどこぞの海賊の剣士の様に三刀流を披露した。
単行本で先行公開されている。
外見
小麦色の髪に金色の瞳。
制服に羽織りの様な改造上着を羽織っている。
衣装違いではなぜかメイド服と猫耳付きのパジャマが実装されている。
だがパジャマの方はついに念願がかなった剣のセラフを使うことが出来、「これでセラフ部隊最強です!」と喜々として敵に斬りかかり……夢が覚めると言うスキルになっている(夢とはいえ念願が叶った瞬間だった)。
余談
担当声優の嶺内ともみ氏は2022年12月に引退。
それに伴い、2023年4月より櫻井海亜氏へと変更された。
しかし、櫻井氏が病気療養により声優業を休業することとなり、2023年11月からは田中美海氏へと再度変更された。
関連タグ
夏目祈:第31F部隊に所属するセラフ隊員で同じ剣士、かつ彼女を勝手に弟子認定して押し入り師匠でもある
これ以上先は『緋に染まる袖時雨』に関わるネタバレがあります。
同期や後輩からからかわれたりして性格が真面目な彼女だが、入隊時は今と真逆で他人と関わり合いを持たず脱走の常習犯でそのたびに連れ戻され、罰の掃除をしていた。
夏目が習得している剣術とは別の天真緋伝小笠一刀流と言う殺人剣の流派の伝統者。
実際に夏目からも殺す気で斬り合えば死ぬのは自分だと断言している。
緋刀流は一緒に学んだ同門と殺し合い、生き残った者を伝統者にするという蟲毒の様な事をしていた。
当時、緋雨には春灯(はるひ)、陽鞠(ひまり)、翡翠(ひすい)と言う同じ様に学んでいた3人の同門にして友人がいた。
友人を斬るつもりがないと言う緋雨のに対し、翡翠が銃を使い、春灯と陽鞠を殺害し、自身も殺させたくないと言う事で自ら命を絶った。
そんな翡翠の行動に緋雨は絶望し、悲しみと友人達が死ぬ切っ掛けとなった緋刀流に対する憎しみと怒りにより奥義が発動して故郷の羽々霧村の住民を皆殺しにしてしまう。
正気に戻った後、亡くなった3人の友人を弔おうと戻ったが、そこに3人の遺体はなく1体のキャンサーしか存在しなかった。
3人の遺体はそのキャンサーに食べられたと悟り、そのキャンサーを倒そうとしたがセラフのない彼女には当然できなかった。
その後、セラフ部隊に入隊するも、上記のキャンサーを討伐するべく何度も脱走をしていたのであった。
だが自分を気遣う30G部隊との関わり合いもあって徐々に軟化して行き、今の性格へとなっていった。
3分で吐血する設定も実は張り詰めた気を抜く為と蔵が提案したことだった。
そんな緋雨だったが、丸山部隊で巡回中に故郷の羽々霧村に来た際に上記のキャンサーと遭遇。
今まで抑えられていた復讐の念が表に出始めてしまい、逃してはならないと再び脱走をし、その際に電子軍人手帳もおいて刀だけで斬りかかる。
そんな所に駆け付けた丸山部隊と夏目だが、緋雨は斬りかかって行く内に奥義により暴走し、丸山部隊と夏目に斬りかかってしまう。
「なんて顔だ…。師よ、その目で私に何を説くつもりだ…。」
「ーー…ぅ…はっ…!あ…わ…わたしは…。」
デフレクタが底つきかけた丸山に斬りかかった所を身を挺して庇った夏目の言葉により我に返った後に友を失った時のを思い出し恐怖して逃げてしまう。実際に奥義の発動中は機械のように一切の感情もなく、目にとらえられない速さで移動して無数の斬撃で斬りつけるなど、剣を使えばセラフ部隊最強というのも嘘ではない強さだった。キャンサーにはダメージを与えられなかったが、小笠原の執念もあって剣に対する恐怖心を植え付けることはできていた。
こんな自分は他人と仲良くしてはいけなかったと自己否定する彼女だが、その後を追ってきた(天音が隙を見てカリーのスパイスをつけてその匂いをヴリティカが辿って発見した)丸山たちから小笠原自身の存在を認められ、この部隊でまた活動したいと言われる。その後、現れた上記のキャンサーを撃破することができ、基地に帰還……
その後、夏目の介錯の元で切腹をすることを決心した!
もっともこれは実際にすることなく、形式的な形とするだけだったが……(夏目自身は本気ですると勘違いしていたが)
なにはともあれ、緋雨は新たな友達と共に前を進むのであった。
ネタバレ余談
『緋に染まる袖時雨』を見るからに、なぜセラフが刀ではなく銃であったのは、上記の翡翠の行った事による強いトラウマが記憶に強く刻まれていたのと刀で人を殺した事による忌避故に銃のセラフが現れたのではないかと思われる。
また、状況からしてセラフ部隊の秘密と結びつけると……
ネタバレ関連タグ
緋村剣心:今と昔の性格が違い、人を殺したと言う過去を持つ者同士。また、こちらの剣術も殺人剣の流派という点も共通している。