概要
尾羽急電鉄とは、2021年にROBLOX有志によって製作された鉄道シミュレーターである。
正式名称はTrain Simulator Obakyu Electric Railway。詳しくは当該記事を参照。
ゲーム内容
オープンワールド上に構築された路線上で各プレイヤーが列車に乗務し運行するというもの。
種別設定ははプレイヤー個人の自由。公式で設定されている種別やその停車駅に従って列車を運行することもできれば、オリジナルの種別を生み出し運行することもできる、自由度の高いゲームである。
線路上に設置されている分岐器はプレイヤーが切り替えることができる。
しかし、この機構は後述の荒らし問題にもつながってしまっている。
信号機は一定時間経過で現示が切り替わる(青信号を列車が通過すると赤に切り替わり、その後時間経過で黄→青と変わっていく)システム。そのため駅などに長時間停車している列車がいると、信号が青なのに目の前に列車がいるという事態が起こりえるため、列車を運行する際は細心の注意が必要である。
荒らし問題
分岐の切り替えが手動であるため、列車が通過中に分岐を切り替えて脱線させる荒らし行為が横行してしまっている。これ以外にも、わざと追突する、車両を本線上に放置するなどして脱線させる(※通信障害や充電切れなどによって運転していたユーザーが突然サーバーから消えてしまうことが原因の場合もある)、車両盗難といった荒らし行為も起きている。また、チャットでの言い争いなども絶えない。
事態を重く見た運営は、このままでは当ゲームが崩壊しかねないとして
※詳細はTrain Simulator Obakyu Electric Railwayにおける「尾羽急における問題」をご参照ください。
運転できる車両
現存する車両
尾羽急クモハ42
最高時速は140キロと旧型国電とは思えない性能を持ち、001系が登場するまではよく見かける車両だった。
形態
****オリジナル
1両編成。無料スポナーからスポーンさせることが可能。
初期は車内にガチャガチャや自販機が設置されていたが、いつの間にか撤去された。
片方の運転台はダミーのため、終着駅についてからの折り返しは後退での走行しかできない。
更新車
1両編成。無料スポナーからスポーンさせることが可能。
駆動方式の変更により、両側の運転台が使用可能になった。そのため終着駅で折り返し運転を行うことができる。
****2両編成
VIPパススポナーからスポーンさせることが可能。両側の運転台が使用できるが、解結などはできない。現在は湘南色+茶色、スカ色+スカイブルーの組み合わせが存在する。
過去の形態
オリジナルと同じ仕様でスカ色やスカイブルーが存在していた。
また2両編成は、かつてスカイブルー+湘南色と茶色+スカ色の組み合わせだった。
その他
製作者がフリーモデル(開発時に誰でも使用できるモデル)としてオリジナル仕様を公開していた。
また尾羽急電鉄の他のデベロッパーがスカ色とスカイブルーを公開している。
なお現在は製作者のアカウント凍結により、オリジナル仕様のモデルは入手困難となっている。
尾羽急RB3000系
無課金車両初のポギー台車搭載車両であり、ブザーやドアは運転席に統一されてる。ドア開閉は前運転席にあるボタンだったが今はドアスイッチがついた。かつてドアチャイムは小田急のドアチャイムだったが現在はJRドアチャイムに変更されてる。またTRAINSというゲームにも似たような形の電車が走ってる。RB3000のRBとはおそらくロブロックスの英語表記のRobloxから来てる。
尾羽急キハOB130系
尾羽急OER-10形
元々は社員車であったが一般用になった車両である。
製作者はkyousage氏であり、尾羽急電鉄で多分唯一の連接台車の車両である。
種類
OER-10形新デザイン
画像のやつ
最初に出た10形
編成番号はN編成
OER-10形旧デザイン
新デザインとの違いは見た目と乗降促進だけ
編成番号はO編成
OER-10形7両
OER-10形の7両バージョン
vip列車パスに試験的にいる車両である。長いからか事故などが多発している。ドアカットも可能である。ダブルデッカーのレッド席も組み込まれてる。
E331系風(社員用)
JR東日本でかつて走っていたE331系を模したOER-10形
編成番号はE331系と同じくAK1となっている
社員・開発者のみ運転が可能
ブルーバードデザイン(社員用)
東武鉄道でかつて走っていたブルーバード号ラッピング車両を模したOER-10形
社員・開発者のみ運転が可能
余談
実は製作開始から完成まで1年掛かっている
尾羽急119系
(尾羽急)119系とは、尾羽急電鉄の鉄道車両である。
3両編成で、Vip列車パスに収録されていて、主に特急「やまかぜ」の運用に就く。
製作者はKOKUDEN氏(退職済み)リメイクの予定がある
余談
この車両が使用されている特急「やまかぜ」は昔は急行だった。
方向幕の後ろには、ノンストップ急行という幕がある。
尾羽急Class66
尾羽急817系
尾羽急001系
やまかぜ用119系6000番台に次ぐ2番目のゲームパス向け車両であり、尾羽急で初めてドアアニメーションが付いた車両であった。また、2000系のドアアニメーション搭載車が出るまでは、同社唯一のドアアニメーション搭載車であった。
種類
****新旧サーバー・一般向け
新サーバーに移行・継承された001系。
(ゲーム移行の概要についてはTSOERの記事を参照)
*****0番台
最初に制作された001系。青塗装となっている。ちなみに、この車両が登場するまでは、尾羽急電鉄列車のメインカラーは赤色であったが、この車両が登場して以降、青や水色を路線イメージカラーに採用するようになった。
*****0番代機器更新車
オリジナルの機器更新車。vvvfインバータの音が異なっている。なお、このVVVF制御はのちにOER-10形でも採用されている。
*****1200番台ブルーバード号
東武のブルーバードラッピング車両がもとになったと思われる。長らく社員車両であったが、尾羽急公式Discordの新パス募集の際にブルーバード一般化を希望する声が多数あり、2023年7月にブルーバードパス車として一般車に登場することとなった。
****新旧サーバー・一般向け
これらの車両は新サーバーに移行されなかったが現在も「旧ゲーム」で遊ぶことができる車両である。
*****100番台(赤)
かつては発車メロディが0番台と違った。現在は統一されている。
*****1200番台
黄色の001系。
*****1500番台
機器更新車のマイナーチェンジ版。塗装が青一色から青と水色のツートンになっている。
*****井問線快速用
井問線の快速向けに製造された車両。緑の帯を巻き、窓下各車両一箇所ずつ計四箇所に「Itoi Line Since2022」の文字が入っていることが特徴。車内も木の温もりをイメージさせる化粧板と、カラフルなシート、そして一般車で唯一のデッキなど、非常に独自色の強い車両となっている。
*****Class001
SCRのAirLinkのパロディ塗装をしている。001系で唯一乗務員扉および前面貫通扉が開閉可能な車両である。(なお乗務員扉は他の車両と同様に当たり判定が設置されていないため開けなくても入ることが可能である)
****社員向け
*****900番台
001系の試作車。
外観はほとんど0番台と変わらない。
*****特急仕様0番台
内装がクロスシートの001系。
帯色の濃さが一般向けと異なる。
*****まる急号
帯がカラフルで天井が透明になっている。また、現存する旧ゲームの車両で唯一幕が更新されておらず、幕回しができない固定幕となっている車両でもある。
*****1300番台
片方の先頭車がセミクロスシート、もう片方の先頭車がロングシート。
****スポナーから削除された車両(休車)
*****100番台(エメラルドグリーン)
後述のドアアニメーション騒動によって削除後、2023年6月ごろにいったん復活の兆しがあったが、その直後にゲーム移行がなされたため、現在1年以上休車状態となっている。
騒動
****ドアアニメーション削除騒動
2022年頃001系のドアアニを担当したデベロッパーがトラブルを起こし退職した際、ドアアニメーションが削除され、一時的に001系全車がスポーンできなくなった。
その後ドアアニメーションを削除して暫定復活し、さらにその後アニメーションを別の物に差し替えた上で0番代機器更新車に限り復活した。その後、2023年6月頃までにエメラルドグリーンカラー車を除くほぼ全車が一般車および社員車に復帰した。
****リーク騒動
作者が001系のもとになった試作車を「いしの電鉄」に譲渡したが、いしの電鉄のデベロッパーがアカウントを乗っ取られて001系試作車がリークされ、モデルが流出してしまった。
尾羽急はリークモデルを使用した際は尾羽急から永久追放(BAN)されること、リークモデルにはウイルスが含まれている可能性があると警告した。
現在はこの騒動はほぼ収束している。
****オーディオ問題
かつて001系では登場時から運転席でオーディオを鳴らせる機能があった。しかし、これを悪用し緊急地震速報など不愉快な音声をサーバー内で鳴らす荒らしが発生。001系のオーディオは非常に大音量であり、不愉快な音声を鳴らされた場合迷惑を被るのは言うまでもなく、このようなことにより新サーバー移行後の2023年9月にオーディオ機能は削除された。
余談
・前面部に座ることが可能。
・スカートに触れると衝撃音と共にダメージを受ける。
・乗務員扉横のObakyuマークの裏には何故か「KOKUDEN」と書かれている。
・登場当初は幕が「普通|高崎」の固定でJRのロゴが張り付けてあった。
・最初期は乗務員扉から出入りすることができず、車掌をするときなどはいったん客室に行き、乗降ドアから外に出ていた。
尾羽急2000系
種類
****1次車
幕の種類が2種類(3色LED,フルカラーLED)ある
****2次車
前面扉が少し左にずれている
****5次車
ダブルパンタ&半自動ドア搭載でワンマン運転対応の2000系
社員用は前のパンタグラフのみシングルアームになっている
****2ドア車
特急用の2000系
他の2000系と比べて帯の色が濃い
****1ドア車
半室グリーン車付きの特急用の2000系
2ドア車と同じくほとんど2000系と比べて帯の色が濃い
****西鉄風
西鉄7000形を模した2000系
ライトの位置が1次車より上にある
****京急風
京急のブルースカイトレインを模した2000系
社員用で京急標準色やイエローハッピートレインを模したものもある
****305系風
JR九州の305系を模した2000系
ドアアニメーションや乗車促進メロディーが搭載されている
****3次車(社員用)
特急運用に就くために内装が改造された2000系
この車両で初めて快急幕が搭載された
社員・開発者のみ運転が可能
****1/2ドア車(社員用)
半室グリーン車の付いた車両が1ドア、半室グリーン車の付いていない車両が2ドアとなっている2000系
社員・開発者のみ運転が可能
****4両編成(社員用)
4両編成の2000系
1次車顔・2次車顔の2種類がある
社員・開発者のみ運転が可能
****1ドア車4両編成(社員用)
1ドア車の4両版
社員・開発者のみ運転が可能
****琴葉トレイン(社員用)
琴葉姉妹のラッピング車両
一般メンバーからは著作権トレインと呼ばれることもある
社員・開発者のみ運転が可能
****阪急風(社員用)
阪急の車両を模した2000系
社員・開発者のみ運転が可能
****近鉄風(社員用)
近鉄の車両を模した2000系
社員・開発者のみ運転が可能
****名鉄風(社員用)
名鉄9500/9100系を模した2000系
2連にはヘッドマークが付いている
社員・開発者のみ運転が可能
****小田急風(社員用)
小田急8000形を模した2000系
社員・開発者のみ運転が可能
****北急風(計画凍結)
北急の車両を模した2000系
社員・開発者のみ運転が可能だったが、計画が凍結されてしまった
*****余談
一時期1次車と2次車には鉄道開業150年ヘッドマーク(ROBLOX鉄道会社合同ヘッドマーク)が付いていた
尾羽急OB131系
尾羽急OB721系
尾羽急OB129系
尾羽急SR1系
尾羽急778系
778系とは、尾羽急電鉄の特急型車両である。
製作者はSyokotan_JPN氏で、車両はVip列車パスに収録されている。
種類
****0番台(消滅済み)
製作開始時の778系
片方の先頭車が貫通顔だった
3連は2号車にラウンジがあり、ラウンジにはINUYAMA_JPN氏の像が置いてあった。
が、多数の不具合により、0番台は消滅となってしまった。
****2500番台
各種更新工事を施されて復帰した778系
0番台から塗装が変更され、両方の先頭車が非貫通タイプとなり、側面窓が大きくなった。
社員用の3連には2階建てのグリーン車が付いている。
****キハ778系
778系の気動車版
飛岡支線・飛金線を経由する特急「ほしみ」に使用される。
使用列車
****特急あさかぜ
井問線系統の特急列車。
かつて走っていた国鉄・JRの寝台特急のあさかぜとごっちゃにしてはいけない。
****特急はね
箱倉支線系統の特急列車。
尾羽原→北尾羽→南箱倉→金田新都心を経由する特急列車
****特急つばき/スーパーつばき
本線系統の778系を使用した特急列車
(尾羽急119系)を使用しているやまかぜとは違い、金田駅に停車する。
また、スーパーつばきの一部列車は初の高徳駅通過列車となっている。
****特急ほしみ
キハ778系を使用した飛岡支線・飛金線を経由し金田新都心へ向かう特急列車
通常の778系は使用されない
余談
実は貫通顔も復活予定がある
引退した車両
etc...
開発中の車両
過去に存在した車両
路線
Train Simulator Obakyu Electric Railwayの「路線」を参照
余談
- 各駅に改札機が備えられているが、何故かエナジードリンクやカメラなど明らかに乗車券で無い物でも通れる。(バグではない)
- マップ内には多数の小ネタが存在する。
- 最初期は駅名のほとんど下ネタだった。
- (例)千峰(せんぽう)が珍峰など
- 現在このような下ネタに関してはルール2条で禁止されており、これにより界隈の一部で下ネタのことを二条と呼ぶ民が多い。