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曖昧さ回避編集

  1. ズッコケ三人組』シリーズの登場人物。本項目で解説。
  2. テツぼん』の登場人物。山中正太郎(テツぼん)を参照。

概要編集

CV:松本さち / 小粥よう子(OVA) / 高山みなみ(特番) / 真柴摩利(学習ビデオ)

演 - 井上光二(阪急)/斉藤慧安藤奏(愛の詩)


ハチベエの幼馴染。花山町の市営アパートの333号に住むサラリーマンの家庭の長男(兄弟姉妹は妹一人)。近視で眼鏡をかけており、やせ形。角張った髪型に特徴がある。誕生日は6月6日(作者・那須正幹と同じ)。

作中での紹介では「ラッキョウに眼鏡をかけさせたような少年」などと形容される。


読書好き(ただしフィクションには興味がなく文学、物語、小説の類は殆ど読まない)で研究熱心、理科の実験を趣味とし、明晰な頭脳の持ち主で機械にも強いが、小心者であがり性な部分があり、学校のテスト等ここ一番で実力が発揮できておらず、故に学校の成績は今一つで「国語2・算数3・理科4・社会3・音楽2・図工2・体育2・家庭科2」という状態。


性格は若干皮肉屋であり、また常に理に勝って非に落ちる(いわゆる実情に合ってない机上の空論を振り回す理屈バカの)傾向がある(例として「あやうしズッコケ探検隊」ではこのあたりが顕著となっており、自信満々で星と経度から自分たちがいる島が太平洋の真ん中だと宣言するが実際は普通に瀬戸内海にある小島であったり、資産家が持て余して島に不法に捨てたライオンに遭遇した際には「ライオンが木に登らない」と言っていたが、不法遺棄を知り捕獲のために島にやってきたハンターから「ライオンだって木に登れる」と言われ、ハチベエからも「もう俺、お前の言うことなんか絶対に信じないからな」と軽蔑されていた)モーちゃん曰く、幼少の頃は結構意地悪だったらしい。このことから第一作『それいけズッコケ三人組』では陰で「バカセ」と呼ばれている、という記述があったが、少なくとも作内で本人がそう呼ばれていた描写はない。

クラスの女性陣からの人気は、ハチベエとモーちゃんの中間位。女子生徒の呼び方は苗字を「さん」付けにしている。


読書や考え事をする時トイレにこもる癖があり、この癖でしばしば妹を困らせる。

ハチベエとは幼稚園時代から同じ所に通っていたが、なぜか『ズッコケ三人組と学校の怪談』でのみ、2年生の時に転校して来た(故にこの学校のOBとは付き合いがない)という設定になっていた。


可能性のひとつとしての将来編集

『ズッコケ三人組の未来報告』における三人組の夢(未来のひとつの可能性)では、奈良市の国立埋蔵物研究所研究員になっている。

尚、この未来でも彼だけが独身。本人曰く「仕事(研究)が忙しすぎて、とても恋愛にうつつを抜かすどころではなく、家庭を営むどころでもない」というところらしいが、既に結婚している妹の道子からは「お父さんとお母さんの世話(介護)を、わたしに押し付ける気か! いい年して研究にかこつけてブラブラしてる兄を持つ妹の世間体も考えろ! こっちの義父義母にも、お兄ちゃんの心配をされてわたしは婚家で肩身が狭いの! 何が仕事よ、仕事・家庭を両方きちんとこなしてこそ一人前なのよ! さっさと結婚して、お父さんとお母さんと同居して直系の孫も作って、わたしたちを安心させてよ!」と、常に嘆き混じりの涙目でブチ切れられている。

その一方で、中年三人組で結婚することになる荒井陽子との交際の始まりを匂わせる展開を迎えており、彼女との強い縁を感じさせる。


中年期(現実としての未来)編集

『ズッコケ中年三人組』では袋町中学校の社会科教諭になっている。

実は就職活動の頃に「未来報告」にあるように国立埋蔵物研究所の研究員や博物館の学芸員を志望していたのだが、不況の影響によって志望していた研究所・博物館が軒並み新規採用を打ち切っていた事から、自らの夢を社会によって断たれた形となった。この時に就職浪人になっており、そこから1年粘ったにもかかわらず研究職や学芸員の試験すら受けられず、結局観念して挫折し教職を目指す事となった(要はオーバードクター問題に巻き込まれた形になった。この世代におけるハカセと同様の境遇の人間は、教職を得ても非常勤であったり、研究職でも派遣や期間限定採用のポスドクであったり、また民間においても大学院まで行った事を「遊んでいる」と捉えられて採用試験を門前払いにされたりなど、多くの人々が苦境に立たされ、凄惨運命に導かれていった者までいるため、それらの事例から考えればハカセは曲がりなりにも常勤職を得ているのでまだ運命がチートでラッキーである)。

そのため教職にある事はハカセ自身にとっては「不本意な進路」であり、その事も教え子たちからは見透かされていたため、当初はガチで侮られていた。しかし怪盗Xの帰還により自らを見つめ直す機会を得て、教師として誇りを持ち直し子どもたちと真剣に向き合うようになり、それなりの実績を積めるようになった。


教師仲間とのネットワークもそれなりに構築しており、モーちゃんの娘がいじめに曝された際には、そのネットワークを使って情報を集め、陰ながらもモーちゃん親子の力となった。


一方、上司の薦めと紹介で同僚の女教師と交際して結婚も視野に入れていたが、その女性から裏切られた(かの女性は別の先輩教師と不倫関係にあり、のち先方の奥さんも巻き込んで強烈な修羅場を演じる事となった)事で決して笑えぬ大きなトラウマを負い、重篤な女性恐怖症を発症し、強烈なミソジニー思想を抱くまでに至った。

のちに荒井陽子と同窓の友人として付き合う中、彼女のそれなりに真摯な行動と生き様に救われ女性恐怖症から立ち直ってミソジニーから脱し、のちモーちゃんからの人生のアドバイスも受けて交際を続け『ズッコケ中年三人組age45』で結婚。陽子との間に一人息子の翼を授かる。


教員として苦労した為かかつての担任の宅和源太郎を改めて尊敬するようになった模様。



関連タグ編集

ズッコケ三人組

八谷良平 奥田三吉


ハカセ


椎名裕介:同じくポプラ社を版元とする、小学校高学年で同級生の3人の男子が主役の児童文学作品『地獄堂霊界通信』の主役の1人。通称は1組の椎名。3人組では知恵袋的存在であり、血液型がA型である共通点をもつ。


ドン・ドッゴイヤー/ゴーカイグリーン:同じくあだ名が「ハカセ」。

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