CV:柳沢三千代
人物
童守小5年3組の生徒。読みはなぜか「やまぐちアキラ」とカタカナ表記が標準である。名字の山口は岡野の旧友からで、晶という名前はデビルマンの不動明から(晶と美樹はともにデビルマンの名前が由来)。そして、一番最初の『地獄先生ぬ~ぼ~』の読切の主人公でもあった。
努力家であるが、とにかくめぐり合わせが悪く、なぜか苦労が報われないことが多かった。そのため投げやりになりかけたがぬ~べ~こと鵺野鳴介に諭され、さらにその原因を作った賽の河原の低級鬼・地蔵虐をぬ~べ~に除霊してもらい美術展で金賞を取る(ただし賞品は自転車ではなく自転車のプラモであったが)。
この頃は秀才キャラというより芸術家肌のキャラの色が濃かったが、後に発明に凝るようになり、すごい発明をして人々から「晶天才」と呼ばれるのが夢と語るようになっている(このことについて広や克也からは引かれている)。
だが、作者曰くかわいそうなことをしたキャラであり、当初は前述した通り、美樹のボーイフレンドとして描かれる予定であり、最初はけっこう二人アツアツだった。しかし、あまりに特徴がなかったため、努力が報われたことでナルシスト化し、更にエスカレートしてマッドサイエンティスト的になってしまったところ、「こんな壊れた晶はいらない」と女性ファンが激減してしまい、それで出番もぐっと減った。それだけでならまだしも、美樹のボーイフレンド役まで克也に奪られてしまい、劇中後半には完全に脇役に成り下がってしまった。
だが、基本は心優しい純朴な少年(最終主演作も、そこまで暴走はしていない)であり、白戸秀一と並ぶクラス屈指の美少年である。
なお、原作ではそこまで描写はないものの、同じく根はおとなしい性格の中島法子とはけっこう仲が良く、文庫版では二人一緒にナビゲーター(7・8巻)を務めているほか、PSゲームでも二人一緒に登下校したりしている。また、交友範囲も広や克也より、同じ秀才肌の白戸秀一と交流している方が多い。
家業は歯科医院で、教育ママの母親と圭介という弟と父親(作品には出て来ない)との4人暮らし。
続編の地獄先生ぬ~べ~NEOにも登場するが、『その後の地獄先生ぬ~べ~』ように東大とまでは行かず筑波大止まり(それでも大したものだが)だった。そして、周囲の期待のプレッシャーと天才の自尊心のプライドなどで焦りが生じ、科学者としての道を踏み外しかけていたところをぬ~べ~によって助けられる。