アメリカ合衆国において、州ごとに存在するアメリカ軍の予備部隊であり、「州兵」とも言われる。通常は連邦政府や大統領ではなく、各州の州知事・州政府の指揮下にある。
主に災害の発生時における救助活動や、暴動の鎮圧をはじめとしたなど治安維持活動、本土防衛を任務としている。
パートタイム軍人とも呼ばれており、州や階級等により異なるが、普段は一般企業等に勤務しつつ兵士も兼業している兵士がいる。
なお、英語では「National Guard」または「National Guard of the United States」という「州軍」「州兵」などの日本語訳とはニュアンスの違う呼び名で呼ばれるが、これは、州軍の起源が、アメリカ独立以前から存在し、独立戦争でも重要な戦力となった民兵隊である事による。
また、アメリカ大統領の指揮下にあり「州」ではないアメリカ連邦政府直轄地であるワシントンD.C.を護る「軍」である「District of Columbia Army National Guard」「District of Columbia Air National Guard」も日本では「州軍」と訳される場合が多い。