作品解説
川島雄三監督の代表作である異色コメディ映画で、実在した遊郭「相模屋」を舞台にしている。落語『居残り佐平次』『品川心中』『三枚起請』『お見立て』などを繋げて一本の映画にしたもの。主演はフランキー堺。
幻のラスト
フランキー堺演じる主人公がセットを突き抜けて第四の壁を破壊し(制作当時の)現代の街並みを駆けて行って終わるというもの。日活側の判断で没になったが後世のクリエイターに多大な影響を与えた。
影響を与えた作品
- 田園に死す:ラストでセットが崩れ落ちる。
- 人間蒸発:ラストで監督が現れて「これはフィクション」と説明
- 新世紀エヴァンゲリオン:TV版最終二話
- 少女革命ウテナ
- プリンセスチュチュ