平成敗残兵☆すみれちゃん

へいせいはいざんへいすみれちゃん

平成敗残兵☆すみれちゃんとは週刊ヤングマガジンで連載されている漫画作品の事である。

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1 概要

2 登場人物

3 漫画外部リンク

4 関連タグ

概要

週刊ヤングマガジンで2024年8号より日から連載が開始された漫画。作者は里見U氏。

アイドルユニット『ファーストラバー』のリーダーだった東条すみれだがユニットは売れないまま解散。31歳になって無職のままくすぶった生活を送っていた。そんな中従兄弟の雄星からコスプレイヤーとしての活動を提案され、なし崩し的に同人イベントに参加していくが…

30代になってそれぞれの人生を送るファーストラバーのメンバー達やコスプレイベントの関係者達の人間模様を描いている。

登場人物

東条すみれ

主人公。現在の年齢は31歳。19歳の頃は黒髪ロングで172cmの長身に巨乳を誇るユニット内のグラビア番長と呼ばれたアイドルだった(事務所が2歳サバを読んだので17歳という事になっていた)がユニットは売れずに解散。

現在は定職にも就かずバイトや叔母のスナックの手伝いなどをして日銭を稼ぐ毎日を過ごしている。酒も煙草もパチスロも大好きで、バイクも好き(憧れの車種はホンダの CBR400F)という掲載誌のカラーに合った趣味をしている。ドカ食い気絶部員でもある模様。

目先の誘惑に弱く、コスプレ写真集の売上8万をパチスロでスる、ファムファタとの合同作の売上300万を持ち出しCBR400Fを買って即盗まれ借金を作るなど数々のやらかしをするダメ人間だが、売れなかった事よりファンを悲しませた事が辛かったと言っていたりライブでアンスコを忘れたアユミを庇ったりと責任感が強い一面もある。

叔母のミカはアイドルとして肩肘を張りすぎており結局売れなかった挫折のせいか現在のすみれは「負けた人間をマジメにやりすぎている」と分析をしている。

明るく距離感の近い性格もあってかスナックでは地元の客からは人気者で、ゲロを吐く寸前の猫のモノマネなど一発芸も何個か持っている。現在でも過去でも行動力を見せる時がありどこか人を惹きつける魅力も持っている。

サブカル方面には疎く漫画はヤンマガかジャンプ派でゲームはNINTENDO64をするくらいでコスプレの際衣装のエロさやフェティッシュさに困惑する事も多い。

泉雄星

すみれの従姉妹の男子高校生でよくすみれのアパートに遊びに来ている。学校ではスマホばかり見ているそうで交友関係はあまり広くない。

自身の幼少期にアイドルとして努力していたすみれの姿を見て今も憧れの気持ちを持っており、もう一度輝いて欲しいという思いもあってかコスプレ活動を勧めている。読切版ではフィギュアの造形が趣味ですみれへの依頼もフィギュアのモデルだった。

すみれのコスプレや動画の企画を考えるプロデューサー的な立場にあったが、その才能を見込んだファムファタからスカウトされプロダクションの一員となった。ファムファタやアユミなど年上の女性から可愛がられる傾向にある。

ファムファタ任三郎

主に男性向け雑誌でグラビアやコスプレモデルとして活躍している女性で自身でもファムプロダクションという事務所を立ち上げている。名前の由来はファム・ファタールと某刑事が由来。通称はファムファタ。

事務所の方針は実力主義、個性重視、モデルに寄り添うをモットーとしている模様。

イベント初参加で行列を作ったすみれのキャラに目を付けてスカウトに訪れて折半の約束でコスプレの合同誌を作るがすみれには売上金300万を着服され、さらにキャラの版権元の海外企業から見せしめとして訴えられて示談金として売上の300万を全て請求されてしまう。結局自腹で払いその後一年以内に返せば事件にしないという約束ですみれに300万の借金を負わせている。

どこかとぼけた掴みどころのない性格をしているが打ち上げに呼ばれないと泣いてスネたり一年に二回の離婚経験やイベント毎に連れる男が違うなどフリーダムな一面も見せる。ミミガーと酒が好き。

前田安祐美

すみれのファーストラバー時代の仲間でユニット内のギャル担当(雄星曰く当時のグループには1人いるゴマキのポジション)だった。すみれからはアユミと呼ばれている。1話の時点で最近金回りが良いという事で近況を言及されていた。

現在は映像製作プロダクションのプレミアムピクチャーという同人AVの製作会社を経営している。薬物中毒で死んだ元彼の借金を背負わされていたが完済している。同じ女性を売り物にする事に対してどこか後ろさを感じているようである。

アイドル時代と比べ眉の上のピアスや背中の龍の刺青が増えており見るからにカタギではない風貌になっている。上記の負い目などもあってか高校生などにキラキラした目で見られるのが気恥ずかしい模様。

すみれと再会してからはYouTubeの動画のアドバイスをしてくれたり撮影役として自身の会社のスタッフを貸してくれたりとすみれのサポートをするようになる。雄星は元彼の若い頃に似ていてどこか放っておけないらしい。

涼川ひより

雄星の同級生の女子高生で学校での人間関係希薄な雄星にとって学校において会話をする数少ない相手。眼鏡で真面目そうな学級委員長タイプの女子でサボりがちな雄星にノートをよく見せてあげている。雄星の事が気になっている模様。

清楚そうな外見だが意外にも下ネタがツボという一面もある。

颯子

すみれのファーストラバー時代の仲間で年齢はすみれの2つ上の33歳。童顔のたぬき顔で現在は黒髪だがアイドル時代は茶髪で眼鏡をかけていた。雄星曰くグループ1のボディーらしく現在でもTシャツからでもわかるほどの巨乳で自称Iカップ。1話では「今は漫画を描いてる」と存在を言及されている。

アイドルを辞めてからは『すしカルマ』のペンネームでエロ同人を描いている。あまり売れていないようで「デジタルでハネないと冬を迎えられない」という心配を漏らしたりNTRに手を出すか葛藤したり大手サークルのページ数インフレに遅筆故に付いていけない事や本当はBLに行きたいが陰キャ故に察する能力が大事な女性向けの空気に馴染めそうにない事、社会人経験がないので恋愛における葛藤や不倫が分からない、自分が必死に模写した絵が30年前の絵なので絵柄が古くなっている事を自覚しているなどリアルな悩みを抱えている。

そういった悩みや母乳を描けと強弁してきたり出会い厨や残り物を差し入れに持ってくるオタクなどファン層も特殊で、ストレスからか目の下のクマや白髪など陰のオーラを放っており壁サークルに「いーな　ブスは漫画がうまくて」と毒づくなどかなり僻みっぽい性格になっている。

すみれの事は陰キャとマイルドヤンキーの性格の違いやアイドル時代にノンデリ発言をされたり比較されたりした事もあってか苦手なようで顔を見るだけで逃げるほど。(その際の回想は某上弦のパロディ)すみれの側はグラビアなどで一緒になる事が多く仲が良かったと思っている。

コミケで雄星にスカウトされその場では大人しい態度を取っていたがSNSでは「オスガキにナンパされてクソワラタw」から始まるオタク構文全開のレポという名の怪文書を投稿して大はしゃぎ。打ち合わせで会う事が決まると美容室に行き新しい下着を用意するなど浮かれまくってホテルでの行為やその後の結婚出産までを妄想している。その様を公式のXにて「33歳喪女」扱いされてしまった。

上記のようにその強烈なキャラクターで登場からインターネットで話題になりバズった結果、本作の知名度の向上に一役買った。