概要
PRIOで登場したXモンスター。
名前の由来は恐らくアメリカ海軍の航空母艦にして、世界初の原子力空母「エンタープライズ (CVN-65)」と思われる。
カードテキスト
レベル9モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールドのカード1枚を選んで除外する。
●相手の手札をランダムに1枚選んで除外する。
●相手の墓地のカード1枚を選んで除外する。
●相手のデッキの一番上のカードを除外する。
解説
4つの場所から相手カードの除外による妨害効果を持つ。
ヴェルズ・ウロボロスを思わせるシンプルな効果だが
大型のランク9のため呼び出すまでが大変。
ただ、ランク9を呼びやすいデッキでは真竜皇V.F.D.が優先されるためやや影が薄い。
肝心の効果は、いずれもカードを除外する効果でありかなり強力。
除去・ハンデス・墓地リソースの除外などを状況に応じて選べるため、柔軟な運用が可能である。
が、このカード自身には全く耐性が無いため、効果を発動する前にあっさり除去されましたなんていう事態も往々にして起こりうる。
せっかく手間をかけて召喚したのにあっさり除去されては目も当てられないので、出来れば伏せ除去をして安全を確保した上で召喚したい。
ちなみに、このカードの効果はいずれも対象を取らない効果である。
除外したいカードが対象を取る効果に耐性を持っていても関係なく除去できる。
なお、このカード。
「ランク(レベル)9」で「対象を取らない除外効果持ち」な上「手札・墓地・場のカードを除外できる」と、一時は禁止カードにまでなった氷結界の龍トリシューラと何かと共通点がある気がする。
・・・と思ったら、かつてそのカードで環境に覇を唱えたインフェルニティ使い達(通称満足民)がこのカードを使った無限ループを効果の判明から約1時間で作り上げてしまった。
もし決まればデッキを含めた相手のカードをすべて除外ゾーン送りにできるという脅威の無限ループである。
流石に実用性は低いものの、仮に決まれば満足する事間違いなし。
幻獣機との関係
このカードはイラストや種族・属性に幻獣機との関連性を強く意識させられる作りになっている。
カードイラストには幻獣機ハリアードなどの幻獣機モンスターがいくつか映っている事と、幻獣機のサポートカードである《緊急発進》のイラストから察するに、このカードは幻獣機の母艦と言える存在なのだろう。
なお、その幻獣機でこのカードをエクシーズ召喚する場合、幻獣機トークンが2体存在する状態でレベル3非チューナーの幻獣機を2体並べる事でエクシーズ召喚する事が可能となる。
また、幻獣機ドラゴサックなどにRUM-アストラル・フォースを使用する事でも召喚が可能である。
後者の方法ならばレベル4軸の【幻獣機】でも容易に召喚可能なため、一枚刺しておくのも面白いかもしれない。
ただし、このカードの効果には幻獣機と一切共通性が無く、サポートを与えたり受けられたり出来る訳でもないので、あくまで選択肢の一つとしておこう。