概要
座敷小僧とも呼ばれる静岡県周智郡奥山村字門谷(現在の磐田郡水窪町)に伝わる妖怪。
5,6歳の子供の姿、あるいは坊主姿の按摩の姿をしているとされ、親方という家に出現するといわれており、出る部屋が決まっていて、その部屋に泊まった人の床の向きを逆さにしたり、胸を押さえつけて眠れなくさせたり、枕を返したりするといわれているが如何やら座敷童の仲間であるらしい。
その正体はかつて村のある家の主人が作った猪を捕えるための穴に落ちて死んだ、あるいはその穴に落とされて殺された盲目の金持ち、またはその家に泊まり、暗い中に連れ出されて殺された坊主の亡霊だといわれており、その殺された者を供養する為の碑が後に建てられるも、現在でも祟りで今なお苦しめられているという。