座敷小僧
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ざしきこぞう
愛知県などの伝承に伝わる座敷童の仲間の妖怪。
愛知県の北設楽郡本郷村(現在の北設楽郡東栄町)などに伝わる妖怪。
10歳ほどの子供の姿をした座敷童の仲間で、とある酒屋を営む旧家に出現したといわれており、使用人が奥座敷の雨戸を閉めに行くとよく目撃されてとされる。
また、南設楽郡長篠村大字横川(現在の新城市)の神田という裕福な屋敷に現れていたが、こちらは茶釜に機織りの器具の一種であるツモノケを当てるという禁忌を犯してしまった為に座敷小僧が去って行って行き、家は衰退し没落していったという。
岩手県では旧家に出現するとされ、その正体は小児の姿をした家の神といわれており、下閉伊郡岩泉町にあるとある家では奥座敷の真中の柱を踏むと枕元に現れたといい、その姿は身長2尺(約60.6cm)程の綺麗な赤い顔をした4、5歳ほどの赤黒い肌の坊主であったとされる。
岩手県紫波郡では夜に炉で火を起こしたりするとされ、一説にはその正体は貉だといわれている。
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