概要
菫子が『東方深秘録』に初登場した際に使用した。
『深秘録』ではストーリーモードでCPUのみが使用し、プレイヤーが使用することはできない。
名称としては、連結語を作って「精神の~」等の意味を成す「 psycho 」と、爆発を意味する「 explosion 」の短縮形としての「 plosion 」とを組み合わせた語か。
後者は発音における破裂音を指す語であるが、スペルカードの内容などから、広く爆発を意味するニュアンスに由来するものと思われる。
念力による爆発現象、または念力の爆発といった意味合いの可能性がある。
『深秘録』の各ストーリーモードにおいて菫子が登場する際は主に最終ステージのボスとして登場することが多い(最初の博麗霊夢のストーリーにおける「 影の人 」状態を除く)。
作中では複数のストーリーで「外の世界」に飛ばされた幻想郷の面々が「外の世界」で菫子と対峙することとなるが、本怪スペルカードは菫子との弾幕戦において菫子が最初に展開するスペルカードである。
菫子の「超能力を操る程度の能力」をスペルカードを通して体験する初めての機会でもある。
また最後半の霊夢のストーリーにおける<*深秘のエソテリックセブン*>に至るCPU菫子のフルセットにおいても最初のスペルカードとして使用されるなど、『深秘録』全体を通して本怪スペルカードを体験する機会は多い。
演出・性能
菫子が重心を後ろに傾けつつ伸ばした手に握られたスプーンを正面方向に構え、念力を集中させるようなポーズをとると、画面内部に大きさの異なる淡い紫の円のようなものがランダムに数点出現する。出現段階では被弾判定はない。
しばらくのチャージ時間の後、各円が同時に破裂する。
この破裂した際の紫色の円に攻撃判定が生まれ、直撃を受けると弾かれる。ガードでの防御は可能。
破裂と同時に菫子も反動で少し後退する。
この破裂・菫子の後退のタイミングで菫子が手にしたスプーンの頭部分(掬う部分)が消失している。菫子の念力がスプーンを介して拡散すると同時に、念力の媒体となった部分も破裂しているのかもしれない。
先述の通り本怪奇スペルカードはCPU専用であるが、プレイヤーが操作することのできる場合でも射撃の一つに同種の攻撃モーションがある。
こちらでは同様にスプーンを前に掲げたモーションにはじまるが、発生する紫の円が菫子の位置を参照して一つだけという違いがある。
ただしこちらは円の位置を任意に動かすことができ、破裂のタイミングもある程度操作することができる。
また共通する点として、破裂と共にスプーンの頭がやはり吹き飛ぶ点がある。
実際に空間で何が爆発しているのかは不明であるが、例えば圧縮された大気やチリなどの破裂、または冒頭句にもみられる「念力」を含めた某かのエネルギーの破裂などが考えられるか。
菫子は「念力」によって巨大な物体を操作する様子が描かれているが、<念力「サイコプロージョン」>やその系列ではそういった直接物理的なものとはまた異なる「念力」の使い方が描かれている。
余談ながら、『深秘録』において同様に伸ばした手にアイテムを掲げた後に爆散させるというモーションをとるものとして藤原妹紅の札の炎上爆散がある。
反動でのけぞるなどの点も類似するが、こちらは手にした札をそのまま爆発させており、妹紅もダメージを負っている。