概要
初出は月刊コロコロコミック2012年9月号、単行本9巻収録。
本作のテーマは『怒り(苛立ち)』。イライラした者だけが入れるテーマパーク、「イライランド」に連れてこられたじーさんたちとお友達軍団がイライランドから脱出するために奮闘する。
ちなみに大長編でいっつも死んでるアイツは1コマも登場していない(前作、出番がなくてブチギレそうになったアイツも背景モブで1コマしか登場していないが)
あらすじ
ある日孫にとっておきのせんべいを食べられたことでじーさんは孫と大喧嘩。しかし突然、二人は謎の遊園地に飛ばされる。その遊園地の名はイライランド。それは客をイライラさせることがルールのとんでもない場所で……
本編のキャラクター
ご存知主人公。今回はとっておきのせんべいを孫に食べられたことで喧嘩してイライランドに飛ばされる。途中、脱出のために人として最低なことをやってのけるが、孫に反省させられて改心する。
ご存知ツッコミ役。じーさんのせんべいを食べたことで喧嘩に発展し、イライランドに飛ばされる。終盤にて、祖父であるじーさんを「あの名前」で呼び、彼の本質を語った。
(半・分太、歯毛野 巣宇通、ラリルレロンゲロンゲ、ふる ちんのすけ、鼻 出下子など)
『邪』から登場するじーさんと固い友情で結ばれたお友だちの皆さん。彼らもじーさんたちと同様にイライランドに飛ばされ、イライランドから脱出するために奮闘するが……。
本作のキャラクター
「イライランド」のマスコットキャラクター。にらめっこ(変顔)が得意であり、普段は仕事用として恐ろしい怪物のような顔をしている。嫌なことを何もかも周りのせいにする性格で常にイライラしており、魔神「カンニン・ブークロ」を蘇らせてイライラの原因とする人類を滅ぼそうとたくらむ。
イライランドに封印されていたイライラの魔神。しかしイライラしすぎると家に引きこもってしまう現代っ子な性格。
用語
- イライランド
イライラした者だけが入れる遊園地。通称、「怒りの国」。
「客をイライラさせる」ことがルールであり、ここのアトラクションはなんかヘンなニオイのする…どころか座席にウンコがこんもり乗っかっている(文字通り)クソったれたジェットコースター、だれもいないのに5~8時間待ちなうえに馬が縦になってて乗れないメリーゴーランド、既にバラバラのゴーカート、扇風機みたいに高速回転する観覧車とロクに遊べるものがないうえ、パスポートは米粒やソースで汚れてたり、トイレが異様に高く伸びてたり、噛んだガムがそこらじゅうに捨ててあったりなどその名の通り人をイライラさせる物ばかりである。
しかもこの遊園地の周りは不思議なバリアーで覆われていて出ることができない(出口が存在しない)。唯一の脱出手段はライラーから与えられたパスポートにある「イライラメーター」の数字を100にすることだけだが、その方法は他者を100回イラッとさせることである。孫からヒドい遊園地だといわれるが、ライラー曰く、「イライランドはこの世界からイライラをなくす夢の楽園」らしいが……。
関連タグ
またナ☆お友だち軍団…前作