※これからおこる事件の犯人はノブちゃんです。
概要
2020年に掲載されたなんと!でんぢゃらすじーさんの3度目の大長編。今回はシリーズ初の推理物で前後編構成になっている。前編は10月号に、後編は11月号に掲載。
単行本では9巻に前後編とも収録されている。
あらすじ
ハイキングしに山登りに来たじーさん一行。じーさんがいつもの調子で楽しいハイキングを教えようとした時に突然のゲリラ豪雨に襲われる。そんな時に大きな屋敷があり、雨宿りをするが、24時間以内に犯人を見つけないと全員死ぬと事件に巻き込まれてしまう。
登場人物
レギュラー
主人公。本編ではギャグ真っ盛りだが大長編ではいざの時に本領発揮をする。今回は推理物なので(序盤こそ当てずっぽうだったが)推理が鋭い。
じーさんの孫でツッコミ役。じーさん達共々ハイキングにやってくる。何故か今回はじーさんや校長にツッコミや発言を無視される事が多い。(ちなみに孫も独自で犯人の手がかりをつかもうとしたが、変人奇人に人外だらけのメンバー(唯一まともなのはノブちゃんくらいだが、他にはズノー博士とバーヤくらいしか新キャラがいない)故に(…よく考えたら…全員あやしい…)としか見出せなかった)
謎の多いじーさんのペット。推理に行き詰まったじーさんに的確すぎるアドバイスをする。
孫の通う学校の校長。下記の館の主であるズノー博士の存在に対抗心を燃やす。大長編では(理不尽や自業自得ともども)ろくな目にあっておらず、今回も死亡する。
準レギュラー
『邪』の頃から登場しているお友だち軍団の1人。文字通り半分しか登場しない。その性質からじーさんに「出てないもう半分にズノーが隠れている」と疑われたが、コマのわく線ごとひっぱって抵抗し、じーさんに仕返しした。
読者応募で生み出されたが、現在は準レギュラーになっているお友だち軍団の1人。犯人さがしがめんどくさくなったじーさんから100円で犯人として買収されそうになるが当然怒って攻撃した。
文字通り、天井にしかいることができない天井貴族。真面目に捜索しないじーさんとは対照的に皆で屋敷内を手分けして探すことを提案するが、後にそれが事件解決への糸口に繋がった。
天井院のお世話係。大長編には初登場。ズノー捜索をめんどくさがったじーさんのおふざけで口を無理やりこじ開けられたてその中を捜索されたため必殺技「床弾」で引き剥がした。
ゲストキャラ
この事件の犯人。じーさん達共々ハイキングに来た謎(じーさんも初対面らしく、いつからついてきたのかわからないらしい)の人物。年齢は不明だか外見は小学生と思われるが異様に強い。孫は彼を何処かで見た事があるらしい。
じーさん達が雨宿りにしに入った屋敷の主人で科学者。1週間前から自分の頭脳を高める為に留守にしていたが、じーさんたちに屋敷のどこかに居る犯人である自分を探せとゲームを仕掛ける。同じ作者が描いたわざぼーの同名のキャラもいるが別人である。
- バーヤ
ズノーが作ったお手伝いロボ。困っている人を助けるのが仕事で、雨宿りに来たじーさん達を出迎え、屋敷内を案内する。しかしバーヤもまたズノーのゲームの仕掛けに過ぎず、ゲーム開始の放送とともに玄関のドアや窓を全て閉鎖し、(怒って掴みかかってきた校長もろとも)自爆した。
用語
ズノーの屋敷
じーさん達がハイキングに訪れた山にあったズノー博士の研究所兼用のお屋敷。ゲリラ豪雨に遭ったじーさん達が雨宿りに訪れたことで今回の事件に繋がった。以下、屋敷の部屋について。
- 大広間
玄関から入ってすぐの場所にある雨宿りに来たじーさん達がくつろいでいた大部屋にしてズノーのゲームの始まった場所。2つのソファーや暖炉、テレビゲームが置いてあった。
- 研究室
いかにもザ・研究所な外装の研究室。ズノーの発明品や日記(下記)が置いてあった。
- めいそう部屋
ズノーが疲れた時に心をリラックスさせるために使う瞑想用の部屋。ピラミッドのような形状をしている。
- 図書室
部屋いっぱいに本が並んでいるが、マンガはない(たぶん)。そもそもどんな本があるのか語られずじまいだった(中にはズノー博士自身の著書もあったかもしれない)。
- 食堂
キッチンも併設されており、お風呂やトイレにも繋がっている。
- トイレ
1人暮らしと推測される割(ペットや実験動物を飼育している様子もなかった)に広い屋敷だからか研究室、食堂、図書室に3ヶ所ある(バーヤは丁寧に全部紹介した)。
ズノーの発明品
研究室に置いてあった発明品の数々。何のために開発したのかは謎だが、どれもこれもじーさんも恐れドン引きするものだけだった。以下、確認できた発明品について。
- ゴーストメガネ
掛けるとおばけが見える。
- 化け物エキス
死んだ人間が飲むと化け物となって蘇る。
- さいみんキャンディー
バーヤのオススメで相手に舐めさせると、言われたコトをなんでも聞くようになる。
ズノーの日記
研究室に残されていたズノー博士の日記。最近の記述からズノーがいかにして今回の事件を計画したかがうかがえるが、今(この大長編の前編が載っていた9月15日)から一週間前の9月8日のページを最後に日記が終わっている。
新聞紙
いつの間にか研究室に置いてあった新聞。それを見たじーさんはある真実を知ってしまう。
余談
作者曰く「大長編のネタが全く思い浮かばない時に、担当から『前後編に分けてみてはどうか』とアドバイスをもらい、今作を推理物にした」との事で、次回作以降も前後編に分けられた。
関連タグ
犯人はヤス:恐らく元ネタ
社畜探偵ペンギン~錆びついた歯車~:ライバル企業制作のアニメにおける本格的なミステリーもの。