アリアーヌ「騎士様、なんとお早いお着きで御座いますこと!ですがここより先は、白磁の乙女(アリアドネ)が末妹、アリアーヌと!」
アリアンナ「アリアンナの二人でお相手致します。」
ザ・ヴァリュアブル・ブックEX3より抜粋
概要
ラビュリンスに関する通常罠カード。
イラストには召使い2人が描かれているが、カード名にも効果テキストにも「ラビュリンス」の文字は無い。
カードテキスト
(1):自分フィールドに悪魔族モンスターが存在する場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
その後、デッキから悪魔族モンスター1体を墓地へ送る事ができる。
解説
自分フィールドに悪魔族モンスターが存在する場合に発動できる通常罠カード。
フィールドのカード一枚を対象に破壊できる…と、ここまでならば単なる条件付きの除去カードなのだが追加効果によって悪魔族モンスターをデッキから墓地送りする効果が付随しており、悪魔族限定のおろかな埋葬と言う側面を持つ。
悪魔族には墓地で効果を発動する者も多くレベルなどの制限もない為、そのまま悪魔族を主体とするデッキでも活躍できるが、【ラビュリンス】であれば白銀の迷宮城の効果で墓地に送ったモンスターをそのまま特殊召喚することも出来る。
ただし、墓地送り効果は破壊効果の後に行われる処理なので対象がフィールドを離れる等で破壊効果が発動できなかった場合は使用できず、デッキからモンスターを墓地に送る性質上灰流うららで無効化されてしまう。
また、上述の通りラビュリンスカードではない為白銀の城の召使いアリアンナの効果でサーチできない点には注意が必要(ただし、『デーモン』カードであるためトリック・デーモンの効果でサーチできる)。
余談
カード名の「グリッチ(glitch)」とは、「一過性の障害など、何らかのシステムにおける短時間の障害」「ゲーム内の不具合やバグを意図的に利用して行う裏技」を意味する言葉。
後者は主にTASやRTAで用いられる手法で、ラビュリンスがタワーディフェンスゲームをモデルにしていると予想される為、おそらく後者の意味だろう。
ザ・ヴァリュアブル・ブックEX3によると、配置された罠の数々を容易く突破した騎士に召使い2人が立ちふさがったシーンである様子(上記台詞はその際のもの)。
が、同紙の描写を見るに案の定返り討ちにされたようだ。