概要
「STRUCTURE DECK-城之内編- Volume.2」でOCG化。
カードテキスト
(1):デッキからモンスター1体を墓地へ送る。
解説
墓地にモンスターを捨てるという、シンプルなディスアドバンテージ系の魔法カード。
一見すると、わざわざモンスターを墓地送りにしてチャンスを減らすように思えるが、本質は墓地からの復活を絡めた召喚のキーカードとしての特性が強い。
元は同じく魔法カード『苦渋の選択』(デッキからカードを5枚選択し、相手に一枚を選ばせて手札に加え、残りを墓地に送る)の調整版として誕生した経緯があり、墓地から狙ったモンスターを拾う、または墓地アドバンテージを持つカードをコンボとして組み込む意図で誕生した。
またデッキサーチ機能としても働き、確実に手元に狙いたいモンスターを呼び寄せる布石ともなる。
ただし、欲しいモンスターが既にいる場合には、『苦渋の選択』に比べて腐りやすいのが欠点。
実装当初は、さらに有用な「墓地肥やし」効果があったため、相対的に評価は低かった。
しかし度重なるルール変遷や、環境の変動により、シンプルこそ最優を地で行くこのカードに再び脚光が集まり、需要が伸びることになる。
現在ではより有効な「墓地肥やし」が存在するが、それでもシンプルな性能のお陰で、墓地を絡めたコンボを活用するうえで欠かせないカードとなっている。
2019年発売の『CHAOS IMPACT』では「のどかな埋葬」という調整版カードが出ている。
原作
バトルシティ編の「城之内克也vsリシド」戦にて城之内が使用。
原作では「自分のデッキからカードを1枚選び、相手の墓地に置く」という効果を持っていた。
名前の通り、相手の墓地肥やしをしてしまう愚かな行為ではあるが、これを作中の仕様の墓荒らしと組み合わせることで自分のデッキの中の1枚を即座に使用できる非常に強力なコンボとなった。
その他
アニメ遊戯王GXではプリンセス・ローズが、漫画版GXでは三沢大地が、漫画Dチーム・ゼアルではシンディ・クロスが、アニメ遊戯王ARC-Vでは遊勝塾生のひとりがそれぞれOCG効果のカードを使用している。