概要
白銀の城のラビュリンスに使える召使い。ピンクと黒を基調としたメイド服と明るい笑顔が特徴。
穂先が蝋燭になっている三つ又の槍を持ち、白銀の迷宮城では相方と共に侵入者の迎撃や家具たちの配置を指示している様子が関連カードからうかがえる。
ザ・ヴァリュアブル・ブックEX3によると、一人称は『アリア』。
メイドらしく丁寧に振舞う一方、折角配置した罠を騎士(遊戯王)にあっさり突破されて驚いたり、罠だらけの城を出歩く主を心配したりと相方と比べると感情豊かな一面がある。
同紙にて相方の白銀の城の召使いアリアンナは姉で、彼女たちは『白磁の乙女(アリアドネ)』と呼ばれる姉妹であることが判明した。姉妹はアリアンナ以外も存在するようで、彼女は末の妹らしい。
カードテキスト
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札及び自分フィールドにセットされたカードの中から、
通常罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
デッキから「白銀の城の召使いアリアーヌ」以外のレベル4以下の悪魔族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
(2):自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
その後、以下の効果を適用できる。
●手札から、悪魔族モンスター1体を特殊召喚するか、魔法・罠カード1枚をセットする。
解説
(1)は通常罠カードをコストに自身以外の下級悪魔族モンスターをデッキから特殊召喚する効果。
白銀の城の召使いアリアンナを特殊召喚してサーチを行うほか、レベル4以下の悪魔族であればラビュリンスモンスターでなくても良い点を活かしてこのモンスターと特殊召喚した悪魔族でランク4エクシーズやシンクロ召喚を狙う事も可能。
ほかにも深淵の結界像でロックを仕掛けたり、トリック・デーモンで悪魔の技や白銀の城の魔神像を間接的にサーチすることも出来る。
(2)は白銀の城の召使いの共通効果。
ドローで確実にアドバンテージを獲得しつつ、手札から魔法・罠カードをセットするか悪魔族モンスターを特殊召喚するかのどちらかを選べる。
(1)とは異なり、特殊召喚する悪魔族にレベル等の制限はないのでエースである白銀の城のラビュリンスの特殊召喚にも繋がる。
ただし、セットした魔法・罠カードは基本的に次のターン以降に使えるようになるので相手ターンに発動する場合は注意。
その為、自ターンは好きな方を相手ターンは特殊召喚効果を狙うのがセオリーだろう。
【ラビュリンス】の万能リクルーターと言えるモンスターだが、リクルーターの常として灰流うららやエフェクト・ヴェーラー、無限泡影は天敵。
特にこのモンスターの場合は(1)の効果の発動に通常罠カードをコストにしなければならない為、もし無効化された場合はこのモンスターと通常罠カードで2枚のカードを消費してしまうので注意が必要である。
余談
名前の由来はアリアドネのフランス語読みと思われる。
主人である白銀の城のラビュリンスのモチーフの一つがミノタウロスと予想されることから、そちらからの関連だろう。