白銀の巨城。
いわく、この城は呪われており、城内にあるとされる真の宝を持ち帰らねば迷宮の呪いが解かれる事はない。
いわく、城の主は白糸の如く繊細で、月の如く儚い、絶世の美姫である。
数多の伝説が渦巻くこの城に、今宵も騎士は足を踏み入れる……。
ザ・ヴァリュアブル・ブックEX3より抜粋
概要
2022年3月に発売したデッキビルドパック「タクティカル・マスターズ」で登場した新テーマ「ラビュリンス」のフィールド魔法で、ラビュリンスのカードストーリーの舞台でもある。
ザ・ヴァリュアブル・ブックEX3によると『何者をも拒絶する難攻不落の城』で仕掛けられた数々の即死トラップ、血も涙もない悪魔と召使い。そして麗しの女城主が侵入者を待ち構えているとのこと。
…が、召使いたちが3日も夜なべして罠を仕掛けていたり、仕掛けられた罠は城主にとっても危険なものであったりと物騒ながらもどこかコミカルで牧歌的な世界観であることが同紙にて判明している。
カードテキスト
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):セットされた「ウェルカム・ラビュリンス」通常罠カードを自分が発動した場合、
その効果に以下の効果を加える事ができる。
●フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
(2):自分が「ラビュリンス」カード以外の通常罠カードを発動した場合に発動できる。
自分の手札・墓地から悪魔族モンスター1体を選んで特殊召喚する。
解説
(1)は『ウェルカム・ラビュリンス』通常罠に『フィールドのカードを一枚破壊する』効果を付与する効果。対象を取らない上に破壊できるカードに制限が無いので追加効果としては十分強力。
フィールドのモンスターを除去することでラビュリンスカードが持つ「自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合」のトリガーを満たすので、『ウェルカム・ラビュリンス』通常罠を発動しつつ各種効果に繋ぐことが出来る。
ちなみに、破壊できるカードは自分フィールド上でも良いため相手フィールド上にモンスターが存在しない場合はあえて自分フィールドのモンスターを破壊してラビュリンスカードの各種効果に繋ぐと言った戦術も可能。
(2)は「ラビュリンス」以外の通常罠カードの発動をトリガーに悪魔族モンスターを手札・墓地から特殊召喚できる効果。
【ラビュリンス】以外の悪魔族にも対応しているため、悪魔の技などで墓地に送った悪魔族モンスターをそのまま特殊召喚したり、通常罠を起点に手札から悪魔族モンスターを特殊召喚するなど幅広い用途が存在する。
総じて【ラビュリンス】の安定性と応用力を底上げするカードであると言えるだろう。