概要
未知のウイルスのパンデミックにより混乱する世界を描く。当時流行していた新型インフルエンザの世界的大流行をモデルとしている。
当時はそれほど話題にはならなかったものの、公開から11年後の2020年、COVID-19の世界的大流行により映画の世界が現実になってしまった。
そのため多少荒い面はあれど、『復活の日』と共に再注目されつつある。
あらすじ
西暦2011年。東京の病院に、新型インフルエンザに似た症状の男性が運び込まれた。
その男性の感染した病気はなぜかあらゆるワクチンを受け付けず、ついに男性は命を落としてしまった。救命救急医の松岡剛が落胆するのもつかの間、院内の医療スタッフや外来、入院患者までもが同様の症状に感染してしまった。
WHOから派遣されたメディカルオフィサーであり、松岡の元恋人である小林栄子は直ちに病院を封鎖し、新規患者の受け入れ拒否を要求する。さらに非情ともいえるトリアージを行う小林に松岡は反発するも、やがて共にウイルスと戦う事を決意する。
そうこうしている内に、ウイルスは恐るべき速さで全国に蔓延した。養鶏場からの流出や某国のバイオテロ等数多くの憶測が流れる中、このままいけば感染者数は数千人を超えると予測された。
このウイルスはやがて、神の責め苦を意味する「ブレイム」と名付けられる。果たして人類は未曽有のウイルスパニックに打ち勝つことができるか…