解説
煙草の楽しみ方の一つ。
紙巻き煙草の中でも、葉タバコを機械で巻いた既成品ではなく、直接人の手によって巻いたものを指す。
元々黒タバコ(堆積発酵させた葉タバコ)を好むフランスやスペインなどで盛んだったが、日本でも専門店や通販で手巻き煙草の作成キットを一式揃えることができる。
とにかく葉タバコを紙に巻いてさえいればいいので、葉タバコ・巻紙・フィルターをユーザーが自分の好きなように組み合わせてカスタマイズすることができるのが最大の特徴。例えばメンソール入りフィルターを使って巻けば、どんな葉でもメンソールタバコにしてしまうことだってできる。
中身の葉タバコも複数種類の製品を自分でブレンドして好みの組み合わせを模索することも手巻き煙草の醍醐味の一つであり、そのための専用ミキサーも売られている。
手巻き煙草ファンの中にはパイプ用タバコなどの本来手巻き用ではない葉タバコをスパイスのように少量混ぜたり、既成品の機械巻き煙草をバラして葉を流用するといったアレンジを行う者もいる。
また、機械巻き煙草に比べて税率が抑えられていることから、一本当たりのコストパフォーマンスが良いこともメリットの一つに挙げられる。
吸う前にいちいち自分で巻かなければならないため、めんどくさそうに思われるが、巻く行為自体にハマってしまってところ構わず巻き出す人もいる。機械を使って巻けば比較的簡単に巻けるが手できれいに巻くには熟練を要する。
しかし葉タバコを紙に巻く行為が、傍から見ると大麻をジョイントしているようにも見えることから余計な誤解を招いてしまう可能性もあるため、外で喫う際はあらかじめ巻いておいた物をシガレットケース等に入れて持ち歩いたほうが無難ではある。
関連動画
ローリングマシンを使った手巻き煙草の作り方