「試合だと思うことにしたんだ、俺は、これを」
※以下は、小説版をもとに作成しています。
概要
城岩中学校3年B組男子出席番号16番。支給武器は三味線糸。
クラスでは旗上忠勝や大木立道など、体育会系の男子と比較的仲が良い様子。
恵まれた環境で育った上に器用で、運動神経も良くあまり努力せずとも運動も勉強もできる反面、精神的に幼く、傲慢で自信過剰なところがある。
へらへらした表情が特徴のお調子者で、千草貴子に好意を抱いているが、馴れ馴れしく失敗を言い訳する性格(千草曰く「デパートでおもちゃをねだるような子供のよう」)故に、彼女には嫌われている。
1年の時、何かの拍子に千草と交際しているという噂が立ったことがあり、その時調子に乗った態度をとったのも彼女に嫌われている原因のようである。
プログラムでは出発早々、赤松義生に遭遇し、偶然にも赤松の落としたボウガンを拾い、思わず彼を殺害したことで精神的に追い込まれ、プログラムに対する決意が固まったらしい。
赤松と彼が殺害した天堂真弓の荷物を回収した後は、目的も無く山中をさまよっていたところ、偶然千草と遭遇。合流を要求するが、元々良い印象を抱かれていなかったのと、手段が脅迫紛いだったため拒絶され、性行為を要求するような発言をした上に千草の幼馴染の杉村弘樹をも侮辱したため、完全に決裂し交戦。
始めは有利に戦況を展開したが、彼女を犯そうとしたところ反撃を受ける。爪で片目を潰され金的を受けた挙句、ヌンチャクで顔面を激しく殴打され、最期は後頭部にボウガンの矢を突き立てられるという結末を迎えた。18番目(映画版では20番目)の死亡者。
容姿
さらさらの髪を、当世サッカー選手風に長めにカットした髪。歯並びが酷く、虫歯の治療痕が大量にあることを除けば、顔はなかなかハンサム。
比較的背は高く、肩幅の広いがっしりとした身体。
漫画版では原作での描写に反し、お世辞にもハンサムとは言いがたい、醜悪な容姿で描かれている。
漫画版
支給武器は三味線糸。
原作以上に卑劣な人物となっており、プログラム中、赤松を殺したのは偶然では無く、彼が意識不明の時に武器を奪ってその後気がついたときに殺害している。
最初から強姦目的で千草に近づいたことになっており、千草を殴って喜ぶサディスティックな一面も見せている。その後の末路は原作と同様。18番目の死亡者。
映画版
「千草が悪いんだ、俺を怒らせるから!!」
映画版では1年の時の噂は、新井田本人が流したことになっている。原作と違い本当は小心者となっており、ゲームでは誤って千草の顔を傷つけたことで焦って逃亡するが、千草に背中を切りつけられ転倒。直後彼女に馬乗りにされ、股間と胸をナイフでメッタ刺しにされて絶命。20番目の死亡者。
余談
傲慢な性格や千草を強姦しようとするその言動から、読者からは嫌われ者キャラとして扱われることが多い。