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「花の巡視員早坂優 追っかけまーす!」

CV:佐々木るん

概要編集

スズキ・セルボのミニパトに乗るミニスカのハリキリ巡視員。現在の「女性警察官」を意味する『婦警(婦人警察官)』と呼ばれることを嫌っているのか、「巡視員」であることを強調することがある。本人は「花の巡視員」を自称することもあるが、彼女に検挙された者は「恐怖のハリキリ巡視員」と呼ぶ者もいる。

具体的な年齢は不明ながら、アニメでは風見が「さん」付け、いっつあんは「ちゃん」付け(さん付けもあり)で呼んでいることから、風見よりは年上でいっつあんよりは年下であるものと思われる(原作では坊主も含めて「優ちゃん」(野呂のみ優はん)と呼ばれている)。

名前も含めたモデルは早見優である。


原作とアニメでは初登場のパターンが異なり、原作では第9話で女暴小町と交通違反に絡んで路上で揉め、たまたまそこに現れて止めに入った風見潤が乗っていたケンメリGT-Rの純正オーバーフェンダーを不正改造車と勘違いして追尾した際に踏切でエンストしたところを助けてもらったことで好意を持つようになる。ちなみに、止めに入った際に風見から新米と言われてカチンとする描写もあった。

アニメでは1話から登場し、暴走族を追跡していた風見を止めている。そのアニメ1話では小町が未登場(2話から登場)のため、エンドロールではメカドックメンバーの次に表記されている(野呂よりも先の回もあった)。


当初車に関する知識はほとんど皆無であり、せいぜい道交法違反になる改造程度の知識ぐらいしかなかった。原作では風見がチューニングと車に夢中になる姿を見て嫉妬するところもあり、後述のホンダS800を購入したのも、車に興味を持ち始めたというより、風見に気を向かせたかったという意味合いが強い。

小町に「風見くんはデートよりチューンの方が好きなんだから!」と言われても「あたしみたいなかわいい子に誘われたらOKに決まってるわ!」と述べるなど、好かれる自信はある模様。


小町の父で、同じ警察官の小野誠三郎のことは警察学校時代からの憧れであることを打ち明けている(アニメ2話)。のちに「部長」と呼んでいることから上司部下の関係であるかと思われる。一方で特別高速隊の那智徹(原作での那智渡の双子の弟)とは管轄そのものが違うこともあり面識はない(ただしアニメで登場した那智の妹、知世とは面識はある)。


キャノンボール編は、原作ではホイールから飛び出した剣山状の凶器(後述)を仕掛けていたセリカLBターボシルエットを捕まえるために登場し、ミニパトのセルボに捕獲用のウインチを装着し、ウイングに巻き付けて止めようとするが、捕獲後のことを考えてなかったためさすがにセリカのパワーには勝てず、最終的にはリバース(バックギア)でセリカのウイングを破壊して切り離した。なお走行中からいきなりバックに入れることは物理的に不可能である(万一できたとしてもミッションを破壊する危険性がある)が、作中では「マンガなので・・・」と但し書きが加えられていた。そして連載時は翌週話がセンターカラー(4色)だったため、最後に「次回の4色にも登場したい」という旨のコマがオチとして描かれていたが、結局は翌週号に登場することはなかった。

アニメでは非合法の公道レースゆえに警察官という立場もあったため、ベース車を手に入れる前ににメカドックの3人がパドックでマスターとキャノンボールの会話をしてた時に店に訪れたシーンのみにとどまった(レースそのものについては秘密にされていた)。

余談だが、セリカに装着されていた剣山状の凶器はタイヤをパンクさせたり車体を傷つける仕掛けで、アニメでは先の尖った棒状の物に変更されている。原作のセリカと同じ形状のものをアニメ1話に登場した暴走族も装着していた。


ゼロヨンGP編については、原作では観戦等の登場はしていないが、アニメではパドックのしのぶと共に松桐坊主のセリカに同乗して観戦に訪れている。会場入りした際に運転していた松(松木千明)の悪ふざけをした運転に対し違反切符を切ろうとする言動をしていた(休暇を取っているためと会場内に入ってからなので実際には捕まえてない)。


サーキットGP編では、原作では「レース中の事故の早期発見」と称して実況ヘリにちゃっかり乗り込みリポーターのマイクを奪って私物化する場面があるが、アニメでは未登場のチャコこと南条久子のポジションを受け持ち、小町・松桐坊主と共にMDM(メカドックモドキ)を組んでフェラーリ・308GTBでレースに出場する。


登場車両編集

スズキ・セルボ(初代)

優がメインとして乗るミニパト。車体に描かれている警察名は原作は警視庁だが、アニメでは横浜市警となっている(本来なら神奈川県警)。

原作では交通違反を繰り返すコルベット追跡のために風見に「違法改造にならないように」と釘を刺したうえでチューンを頼み加速重視のゼロヨン仕様にチューニング。しかし走りを安定させるために履いていたワイドタイヤが(連載当時は)違法改造だったことを風見に嘆いている。

アニメでは2話で小町のヨタハチを取り逃がした時にメカドックに持ち込み、風見の提案でオーバーホールを施している(優自身はそれをチューニングと呼んでいたが、他に追加チューンされていたかどうかは言及されていない)。その時の一時的ではあるが、フロントバンパーにメカドックステッカーを貼っている描写もあった。


ホンダ・S800

原作終盤で購入した車両。半年かかりで見つけた極上車である。小町との風見をめぐる決着の際には風見の手によってヨタハチと共にレストアとブレーキ強化を施している。何故か覆面用のパトランプを常備している。


フェラーリ・308GTB

アニメのサーキットGP編で自らのコネを駆使して借りた車両。本来は原作でチャコがハンドルを握る車両として登場、その際は風見らが自分の車両で手一杯であることを配慮して、チューンする必要のない車両として準備していた(同時に小町のためにチューン済みの2000GTも用意していた)。アニメではそのチャコが未登場のため優がチャコのポジションを受け持つことでハンドルを握ることとなった。


余談編集

2021年には自動車雑誌の付録小冊子の「S660 Modulo X Version Z」を宣伝するメカドック新作漫画に、S660 Modulo X(Version Zじゃないほう)を新しく購入した車として乗る姿が描かれている。なお彼女の登場は1985年の最終回以来という実に36年ぶりで、平成を飛び越えた再登場でもある(同時に登場している麗子は扉絵のみであるが「レストアガレージ251」で登場していたため、平成飛び越え再登場にはならない・・・かもしれない)。


参考までに、女子サッカー選手に同姓同名の選手がいるが、直接的な関係はない。ただしメカドック連載中の1984年生まれである。


関連イラスト編集

早坂優


関連タグ編集

セルボ S800 婦警 婦人警察官

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