概要
FF4
月面に存在し、他のクリスタルと異なり、会話や意思疎通が可能な「月のクリスタル」が8つ安置されている館。月のクリスタルは、青き星のクリスタルとバランスを取ることで月そのものを維持しており、また邪悪な月の民であるゼムスを封印する役割を持っている。
初来訪時にフースーヤが加入する。フースーヤ加入後に地上に戻るとバブイルの巨人へ移動するイベントが始まる。
また、巨人クリア後にラストダンジョンの入り口として戻る必要がある。
この施設に入ったらもうストーリーも終わりが近い、と覚えておくといいだろう。
余談
SFC通常版、PS1版に限り、少額のギルが隠しアイテムとして存在する、回復できるマップタイルを調べると魔人兵との戦闘になる。前者は恐らく意図しているものだと考えられるが、後者はプログラムミスやバグによる産物だと考えられる。
魔人兵の行動も他エリアと異なるうえに正常な物とは言い切れない。SFC版、PS1版では月の地下渓谷や幻獣神の洞窟で戦っているか否かを判断したうえで敵の行動パターンを読み込むため、魔人兵が本来出るはずのない月の民の館で戦っているがゆえに正常な行動データが読み込まれず、発生している。なおこの敵行動の変化するバグは、SFC通常版の初期ロムにて特定の条件を踏んだうえで地底フィールドで戦闘になっても発生する。
FF4TA
月の民編に登場。月の地下渓谷で眠っていたゴルベーザが異変を察知して目を覚まし、この館まで来てみると、月のクリスタルが真っ赤に染まっている異様な光景を目にする。
のちに月面を探索して異変の原因を見つけるも、この者の策にかかり、クリスタルの元まで辿り着かれてしまう。どうにか撃退するも、用済みとされて月そのものが見捨てられた挙句、月のクリスタルの1つが砕け散ってしまう。
月のクリスタルが砕けることの意味をさとったゴルベーザと、同行していたフースーヤは、眠っている同胞が狙われていることを悟り、かれらを守る為に再び地下渓谷へ突入する。
そこで見たのは、かつて大いなる災厄をもたらした憎しみの残滓であった。