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概要編集

ゼンレスゾーンゼロに登場するボスの一体であり、メインストーリー二章の大ボスとして立ちはだかる。


「複合」とあるように一体のエーテリアスが複数の重機を取り込んで一つになった鋼鉄のキメラであり、二章で交戦した重機が持っていた超大型チェーンソー、大型ショベル、採掘用ドリルの要素を全て持ち合わせた超大型エーテリアス

デカい図体にモノを言わせた強烈な攻撃の他、重機の持ち得ていなかったエーテルのレーザー砲まで使い、あらゆる障害を粉砕していく。


後述のように作中で撃破された上、その成り立ちからしてオンリーワンの存在のはずなのだが、零号ホロウや高難易度任務でなぜか再登場する。


経緯編集

クレタ・ベロボーグの父親であるホルス失踪の真相を掴み取るため、旧都崩落の際に残されたホロウ内のモニュメント建設地を訪れた白祇重工やパエトーン。

そこで、一向の追っていた理論コア搭載重機「プロトタイプ」が、件のモニュメントの一角を押さえつけ止まっている異質な現場を目にする。


コックピットを調べたクレタとパエトーンが目にしたのは、多数の銃痕と空の薬莢、そしてホルスのサインや失踪日・消えた資金などが記された、プロトタイプの引き渡し指示書だった。

更なる手がかりを得るべく、プロトタイプを回収しようとモニュメントから引き離した矢先、その跡から謎のエーテル生命体が出現。プロトタイプは今までずっとコレを閉じ込め封印し続けていたのだ。


その場の全員相手に大暴れするも重機に捕まり、「エーテリアスに見えない」「侵蝕体でもない」と分析されるが、いきなり発生させた謎の力で、その場にいたグレース・ハワードの子供たち(重機)のデモリッシャー「グレーテル」、デュアルショベル「ハンス」、パイルドライバー「フライデー」を取り込み、前代未聞の超大型複合エーテリアスと化して襲い掛かる。


並みいるエーテリアスを難なく無力化できる白祇重工のトップエージェントたちをして撃破にいたらず、クレタも大型チェーンソーの攻撃によって吹き飛ばされてしまい、形勢が逆転してしまう。



絶体絶命の最中、吹き飛ばされたクレタがプロトタイプを操作してパワー勝負を繰り広げるが、片やホロウに取り残され中まで侵食でボロボロの型落ち重機、片や最新鋭機を取り込んだ超大型エーテリアスでは力の差は歴然。

次第にパワー負けするも、クレタが父親を通して付けた『名前』を叫んだことでプロトタイプは覚醒。遂にモニュメントの尖塔へ串刺しにし、それが致命傷となった怪物は力尽きた。


その後、治安局の通報によってその遺体は回収され、白祇重工の方もホルスの真意を秘めたとされる破損した情報素子を手に入れる事となった。


そして、侵蝕体の遺体を巡ってまた一つ問題が発生するのだが、それはまた別の話


戦闘編集

弱点は電気とエーテル属性。

最初はデカい図体を持ち合わせた重機をつかったゴリゴリのパワーファイトで襲い掛かり、時にミサイルによる面制圧攻撃でこちらの攻め手を崩してくる。図体がデカいのでどこでも狙いやすいため、点の攻撃性能が高くミサイル攻撃も弾くことができるアンビーが有効。


とにかくパリィ不可能な攻撃が多く、これまでの戦闘でパリィに頼っていたプレイヤーほどパリィをしようとして2人諸共重厚な一撃をお見舞いされて仲良死しがち。しっかり回避、もしくは防護エージェントを使って大技を強引に耐えてカウンターをしかける戦い方が重要。

なおチェーンソーは攻撃時に付近にいると吸い込まれるので素早く回避することを推奨。


撃破に成功すると倒れてくれるかと思いきや急に重機装備をブンブン振り回し、なんと再起動。デッドエンドブッチャー同様第二段階を持つボスである。移行中は無敵状態で暴れるため、近くにいると吹き飛ばされる。


第二段階からはこれまでの攻撃をコンボで派生させるようになり、大型ショベルを使ったストンプ攻撃が3連撃になる他、エーテルレーザーを使って遠近全てに隙のない凶悪性を持つようになる。特にレーザーは遊狩モードのエレンにすら追い付くホーミング性能を持つ為、ジャスト回避を決めてスローモーションになった状態で離れる必要がある。


本体はブレイク時のみ狙う事が可能であり、通常は脚部への攻撃でブレイク値を溜める必要がある。脚部の部位破壊により大ダウンを起こせる他、ブレイクゲージが一気にたまるなどのメリットがあるため、出来る限り一個の脚部を集中して攻撃すると良い。なお、第一段階目で破壊した脚部は第二段階で回復する。


アチーブメント『粉砕骨折』は1つの段階で足を3回部位破壊する必要があるので注意。実績解除を狙うのであれば、ブレイク中は本体に攻撃が吸われやすいので起き上がるまで待つのも有効。大型ショベルで薙ぎ払う攻撃が来るとどの足を攻撃してたかわかりにくくなるため注意。


余談編集

このボスは白祇重工が心血を注いで開発・説得した知能重機達を侵蝕体が取り込んで産まれたため、撃破した結果当然重機達は喪われてしまったのだが、グレース曰く論理コアが無事なら回収して蘇らせられる可能性はあるとの事。

そしてver.1.3にてようやく遺留品整理が完了し、知能重機の論理コアは無事返却。あんな状態になったにもかかわらず基幹系が無事だったらしくハンスとフライデーは蘇ってすぐ現場に復帰。フライデーだけは取り込まれた件とは別件PTSDに近い状態に陥って復帰が遅かったらしい。

も親だが、子も子で存外タフなものである。



上記の最終決戦の「プロトタイプ」のコックピットの操作台は、

  • 2つの押し引きできるレバー
  • 外観が見える内装(工事用重機のため当たり前だが)
  • 最終的にはパイロットの意思に応じる

という点から、どう見てもエから始まる巨大ヒト型決戦兵器にしか見えないという声がちらほら(事実としてHoYoverse社は崩壊3rdにてコラボを実現させるほどのファンが多く集まって構成されている)。



関連タグ編集

ゼンレスゾーンゼロ 重機 プロトタイプ(ゼンゼロ)















教えてくれ...あれは一体なんなんだ...!



いいだろう。その最期の願いを聞いてやる。


あれのーーー名前はーーー



















ネタバレ注意!


























『サクリファイス』


救出したハッカー・レインに修復して貰った情報素子により、主人公や白祇重工達は一連の真相と、そして「生贄」を意味する件の怪物の呼称を知る。


ホルスはプロジェクトに携わるうちに知ってはいけない「何か」を知ってしまい、それを見過ごすことができず阻止するために外注先からプロトタイプを即金で引き取り、そのまま自ら搭乗して現場に突入。最後は「取引先」に致命傷を負わされ敗北してしまうが、怪物の封印には成功した、というものだった。


現状はその他の情報がないのでなぜあの場にいたのか、何が目的なのかなどは不明。

しかしパールマンの暗殺を企てていた反乱軍の隊員が、雇用主との通信の最中に『サクリファイス』と言っていたらしく、彼らとなんらかの関係があることは確か。


遺体を受け取り分析した対ホロウ6課曰く、市民登録の無い人間男性のDNAが見つかったとの事だが…。

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