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注意!!

この記事はゼンレスゾーンゼロのメインストーリー三章、及び関連サブ任務のネタバレに大きくかかわっています!





概要編集

ゼンレスゾーンゼロに登場する敵性生物「エーテリアス」の一種で、かつての高層商業タワー「バレエツインズ」を飲み込んだホロウのヌシと言える特出個体。


その名前の通り所々に刃が付いた美しいマリオネットのような容姿で、常に二対で行動し、行動パターンもやたら規則的かつ優雅であるなど、珍しい特性が目立つ。

ホロウ特有のコアも多くのような顔ではなく、腰のあたりから出ている。


バレエツインズの怪異現象として噂になっていた「かつてバレエツインズで行方不明になっていた天才ダンサーの怨霊」の正体…というかエーテリアス化した双子のバレエダンサー「オディール」「オデット」その人であり、音楽が鳴るとその場に幽霊のように現れ、踊るような攻撃で犠牲者を切り刻んでいく。


パエトーン図鑑曰く「マリオネット・ブラックベール」と呼ばれるオディールが姉で、「マリオネット・グレイベール」と呼ばれるオデットが妹らしい。彼女らを引き寄せるために流される曲の名前は「絶命舞曲」と呼ばれている。物騒


「音楽に惹かれ踊りに来る」という条件をトリガーに現れるため、野獣のように場当たりで行動するエーテリアスの中では異様なまでに理性的だが、一度現れればどんな相手も攻撃してしまう人類の敵であることは他のエーテリアスと同じである。


活躍編集

スーパーハッカー「レイン」を探すため、邪兎屋とバレエツインズに侵入したパエトーンは、そこでヴィクトリア家政と出逢い、利害の一致から行動を共にする事に。


現れる脅威を家政の卓越した実力で攻略しながら進む中、レインの遺留品と思ったレコーダーから音楽が鳴り、条件を満たしたことで「ブラックベール」が突如現れ襲撃をしかけてきた。


Dance with Marionette

「ダンスのお誘いとお見受けしました」

「お相手を務めさせていただきます」


間一髪攻撃は中断させそのまま戦闘に移るものの、並のホロウレイダーでは相手にならない圧倒的な強さを誇るヴィクトリア家政ですら一進一退の様相を極める強さを持っていた。


なんとか「パエトーン」が機転を利かせたことでその場は脱することができたものの、その後レインを攫った一派の目的を阻止する過程で、運悪く再び一行の前に出現。「双子」という正体を表し、本領を発揮する。


そして、激戦を制したヴィクトリア家政を前に、全力の踊りを演じ切られて満足したのか、カーテンコールで挨拶するように姿を消し、物語から文字通り『退場』した


デッドエンドブッチャー未確認複合侵蝕体と違い、討伐されることなく退場した珍しいボスエネミーとなった。

その後は要警戒狩りや高難易度バトルラリーの依頼で出現することから、バレエツインズや零号ホロウを中心に第二の生をエンジョイ(?)してる模様。


戦闘編集

二体で踊るように戦うので、パリィや極限回避のリズム取りはそこまで難しいボスではないのだが、とにかく二体を同時に相手取ることになるため一体を狙ってるうちにカメラがもう一体から離れてしまい、カメラ外からの襲撃や二人が組み合わさった時のハイパーアーマー攻撃が厄介。


特に注意しなくてはならないのは中央で手を取り合った際に回転し始めるのをトリガーに発生する攻撃。この技は二種類あり、一方を投げ飛ばして連続ヒットをひっかける攻撃、または刃をバラ撒いた上で縦横無尽に直線に突っ込み始めトドメとばかりにプレイヤーの足元に刃を突き立てる大技のどちらかが発生する。


前者は突っ込んでくるタイミングがツインズが光る以外にないため音を頼りにプレイしてると攻撃を受けやすく、受けた場合は回避不可能の多段ヒットでゴリゴリ体力を削られる。一回避けても戻った時の動きにも攻撃判定があるため、油断は禁物。

後者は下手に動くほどダメージを受けやすく、立ち止まっていても2~3回に一回確実に此方を狙うルートを設定して突っ込んでくるため動かずにルートに入ってきた時だけ回避するようにすれば回避が安定する。


そしてこの2体は戦えばわかるが体力バーが2つある

二体で一本のHPを共有しているのではなく、体力バーが2つある

体力バーが2つある。


これはつまりどういうことか。

ツインズの一体を集中攻撃し、見事撃破して「コンビネーション攻撃を封じて戦闘が楽になる!」と思った瞬間、残された一方は攻撃を中断し、片割れの亡骸に哀悼の舞を捧げ始める。

「な、なんかやばいぞ!」と残った全力を込めて体力を削るも、ボスエネミーである片割れの体力はそう簡単には削れない。

結局倒せず、片割れの舞が最後まで演じ切られると、もう一方が立ち上がり、何事もなかったかのように戦闘を再開するのである


つまりこのボスは「二体同時に倒さないといけない」のである。


さすがに全快はしないものの、片割れの体力に関係なく、倒すほどに最大HPの40%、20%、10%と段階的に減っていく形でHPが回復する。回復値が下がるというもののワンパンで倒せるほどの低いHPまで下がる事は無く、しっかり2体のHPを調整してとにかくラグなく倒せるようにしない限り永遠に戦うことになる。ちなみに零号ホロウで当ボスが登場するステージで侵蝕症状が5つになった際に発動するボス強化症状不気味の谷」ではこの復活時間が驚くほど短縮されており、少しでも舞わせようものならすぐに復活し、終わらない舞踊にこっちが先にバテてしまうことになる。


この仕様が厄介なのは時間経過がクリアランクにモロに影響する要警戒狩り。適正ランクでもこの二体同時撃破が上手くいかず5分10分と戦うことになるため、まずはこのボスを安定して倒せるようになるまで高ランク条件で戦うのはやめておこう。


関連タグ編集

ゼンレスゾーンゼロ モンスター 人形 バレエダンサー ヴィクトリア家政


白鳥の湖 双子の名前の由来および彼女たちのモチーフとなっただろう戯曲














ここからはVer1.1で更新された情報のネタバレが記載されています!!










裏話編集

メインストーリー三章で拾える資料から、バレエツインズがホロウ災害に見舞われる可能性が高いことは元から予見されていたことであったことがわかる。


しかし、当時のバレエツインズを経営していた資産家の兄弟は、オディールとオデットを招き入れての公演に多額の資産を投資しており、なんとしても実施しようと躍起になっていた。

また、当の双子についても実力と同じくらい気高い矜持を持っていたようで、芸能関連の裏社会に対して毅然とした態度をみせるために疎まれていた模様。


そんな中、直前のリハーサルまで何一つのトラブル無く無事公演が開催されることとなったが、案の定ホロウ災害が発生。バレエツインズと共に講演を見ていた観客、そしてオディールとオデットもホロウに閉じ込められることに。

そんな中、双子は放送室に入り込み、避難誘導を開始。自らの身体がエーテルに侵蝕されることも厭わず懸命に放送で観客たちを誘導し、多くの人々を救ったのだった。


しかし、自己犠牲の結果は残酷なもので、双子は自分たちを育ててくれたおじいちゃんのロードへの届くかどうかもわからない遺言を残してエーテリアス化。音楽をトリガーに血の饗宴を開演する「マリオネット・ツインズ」となったのだった。


その後、当然一連の被害や責任を問われたバレエ兄弟は破産して、タワーはエーテリアスが巣食う無人の廃墟に。

今や陰謀論者やオカルト商法で利益をあげる良からぬ人たちのたまり場となってしまい、ホロウ災害の件も数日でゴシップ誌の飯の種に成り下がり、今となっては怪談話で噂される程度の存在でしかなくなってしまった。


しかし彼女たちの遺した記録はあるプロキシの手によって回収され、無事ロードの元に届き、数年越しの出会いを果たすのであった。彼女たちはもはやエーテリアスから戻る事は無いが、残した未練や遺された者の苦悩は一応晴らされることとなった。

以上の経緯からか、上記の数々の異質さも意志や踊りへの情熱の強さゆえとも言え、討伐されることなく退場したのも納得だろう。


  • ロード

「バレエツインズ」の広場で、バレエツインズによくいる陰謀論者系の男性と口論していた老人。その正体は双子の祖父で、度重なる疲労により、あまり遠出できる体ではない。

彼の依頼では過去にバレエツインズ内で起きた出来事の真実や、正体不明のボスへの追求などを掘り下げた、メインストーリーでは謎のまま、あるいは噂話であった部分を補完するサブストーリーである。

それらの真実を知った時、彼はあまり健康ではないと言いつつも、まだ残った家族が自分を必要としているからと前向きに生きるようになり、依頼の過程で知り合った(ビデオ屋としての)パエトーン兄妹に会えて良かったと言い、時々店に訪れるようになる。

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