概要
「霹靂布袋戲」シリーズの登場人物。
「霹靂天命之仙魔鏖鋒II斬魔錄」に登場した主要人物の一人・地冥のかつての姿。
地冥のかつての姿。
九天玄尊の「血元造生」によって作られた、天跡のクローン。
天邪眾に対抗すべく、過酷な拷問や修行を受け、歪んだ感情が多重人格の「狂魔七相」を生じた。
プロフィール
性別 | 男 |
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初登場 | 霹靂天命之仙魔鏖鋒II斬魔錄 第14章(回想) |
正体 | 地冥 |
化身 | 奇夢人、幻流星 |
友人 | 天跡 |
上司 | 九天玄尊 |
その他 | 永夜劇作家(嫉妒相)、血闇源頭(貪婪相)、命運規劃主(操縱相)、鬼諦(傲慢相)、瑟斯二世(欺騙相)、帝父(憤怒相)、冥冥之神(殺戮相) |
人物
生まれ
示流島戦役で、九天玄尊が八人の剣士を率いて、八歧邪神に勝利した。しかし邪神の力は不滅で、配下に当たる天邪眾は、中原で転生を狙った。天邪眾の復活、および邪神陣営の中原侵略を防ぐべく、九天玄尊があらゆる手段を取り始めた。
邪神の力に対抗するものとして、血闇の力が有効である。闇の力で対抗する、いわゆる毒を以て毒を制す方法である。しかし血闇の力はあまりに強大で、搭載するには、強力な器が必要。弟子の天跡は器に適するが、正道として仙人の修行を積んでおり、血闇の力には相容れない。九天玄尊は天跡の血液を元に、「血元造生」でクローンを製造。
クローンの前に、血闇の力の搭載に失敗して、16人の実験体が死亡した。生み出されたクローンは、血闇の力を見事に受け入れ、生き残った。九天玄尊から与えられたコード名は「殉道者十七號」で、終末の執行者から転じて「末日十七」になる。
過酷な修行
末日十七の容姿は、少年時代の天跡と同じである。当時は天跡本人より少し若い外見をしていた。九天玄尊による待遇がひどく、仮面をかぶらせ、雲海仙門の地下牢に囚われた。血闇の力を修行するため、虐待や拷問を受けるなど、過酷な毎日を送る。
どのようにひどく扱われても、末日十七にとって、九天玄尊は生まれ育ての親である。九天玄尊のことを「帝父」と呼んで尊敬し、使命を果たすためのみに、力を尽くす。九天玄尊の命令に従って、最終的に天邪眾を阻止することを目標に努力した。ストレスに満ちた生活を経て、九天玄尊は彼の人格形成に大きく影響を与えた。
そんな中で、偶然に少年時代の天跡と出会う。天跡とのやり取りから、生まれて初めて暖かい感情を心に残った。末日十七は、天跡のことを曙晨と呼び、慕っていた。当時は仮面をかぶり、囚われた状態だったため、天跡は彼がのちに地冥になることは知る由もなかった。
多重人格
それから年月が過ぎ、末日十七が九天玄尊の抜擢により、地冥になった。天跡・人覺と共に修行している頃、仮面をかぶっていたため、天跡は彼の正体と素性を知らなかった。ある日、天邪眾の一人・神愆が天跡の肉体を乗っ取り、九天玄尊を殺した。
その光景を目撃した地冥は、大きくショックを受ける。慕っている天跡が、尊敬した上司を刺す場面を目の当たりにした。この事件をきっかけに、地冥の中に多重人格「狂魔七相」が生まれる。狂魔七相は彼の心の闇を表し、うちの一つである憤怒相「帝父」は、九天玄尊の厳しさを象った人格である。
天跡を守りたい気持ちと、九天玄尊が残した使命を果たす信念が重なり、現在の地冥に至る。地冥の登場初期に、愛憎入り交じる感情で天跡に接するのは、このためである。九天玄尊の死の真相は、地冥によって隠蔽された。以降の地冥は天邪眾に対抗するため、手段を選ばずに、武林で多くの悪行を犯すことになった。
関連タグ
関連リンク
- 公式人物資料(末日十七)※中国語